2010年2月6日土曜日

552:南部アフリカももう1カ月

どんな海外出張でも最初の1カ月はあっという間に経ってしまう。従ってこれからが勝負と言える。

今週の雑感としてはいくつかある。

1.懸案の事務次官も代理ではあるが一昨日大統領内閣室から公式に発表された。意外な人事でビックリしたが、本庁の職員も暗い。大統領の意向が強く出されたのだろうか。内容はちょっとここでは控える。まあ大臣もいるし、日本との関係上は特段の問題はないだろう。ただ新任事務次官代理は気が短いので気になるところだ。バトルモードも温和な南部アフリカ人としては珍しい。今まで保守本流でなかったからか。これからじっくり対応していこう。

2.自宅の食洗器設置:9年ぶりに交換した。妻から写真が二枚届いた。食器も自分で洗えばいいのだが家族が多いので便利だ。流石に9年経って技術が進化し、ミストなる機能が付いたという。実践は数カ月だが今から楽しみだ。ミストと言えば、スティーブン・キングの映画は霧の中から出現する怪物たちより人間の恐ろしさを見事に出していた(余談)。

3.これまで2件の事業形成支援を片手間にやってきた。一つは億単位、もうひとつは数10万単位。額は大きく違うが技術的な検討内容は変わらない。どんなプロジェクトでも手を抜かないことが必要だし、額が違っても検討することは非常に楽しい。これも具体のことは言えない。始めて事務次官の正式レターを書かせていただき首尾よく次官のサインを頂いた。これも珍しい経験である。

4.日本がシレ・ザンベジ川水運事業に関連した鉄道事業のリハビリ調査を実施するという。結構なことだと思う。内陸水運をご専門とされる皇太子さまがケニアまでいらっしゃるとも聞いた。ぜひ南部アフリカまで来てほしいし、内陸水運への技術協力も期待したい。

5.煙草を多く生産する国だが、煙草を吸う人は珍しい。お金がないというのが大きな理由だ。従ってライターも中々売っていない。昨日は3軒目でやっと手に入れた。栓抜き購入以来の難しさである。

6.今BBCのワールド・ディベートでアフリカ特集をやっている。アナンさんを久々見た。ちょっと年取ったね。TICADIVも12年までに支援額倍増という計画である。アジアからアフリカへという志向を持たないとコンサルも生きられないと思う。12年以降の心配より、今そこにあるチャンスをゲットしないといけない。

さて3回目の洗濯に入ろう。

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