2010年2月19日金曜日

564:Plan, Design, Enable

今週は省内で白人が数名いるのを見ていたので、何かなと思い関連しそうな部署に聞いてみた。

国家水資源開発プログラムの中に水資源管理コンポーネントがあるが、いよいよ管理戦略計画の調査団が選定されコンサルが業務を開始したようだ。

そのコンサルは、アトキンスである。イギリスのインフラコンサルタント会社としては総合評価ではトップの会社である。2位はお馴染みモット・マクドナルド、8位にはハルクロ―が入っている。

マクドナルドやハルクロ―とは一緒に仕事をしているが、アトキンスはまだない。水部門ではアトキンスは5位でマクドナルドは2位。1位はどこだろうか?ちなみに、イギリスではインフラとしては次の19の部門に分かれている。

1.Building
2.Construction and Project Management
3.Defence
4.Environment
5.Facilities Management
6.Flooding and Coastal
7.Geotechnics
8.Health and Safety
9.Manufacturing
10.Ports, Harbours, Airports and Canals
11.Power
12.Public Sector
13.Rail/Rail Bridges
14.Roads/Road Bridges
15.Telecommunications
16.Transport Planning
17.Tunnelling
18.Waste
19.Water

アトキンスは全ての部門で10位以内だからすごい。まさしく総合コンサルタント会社と言える。

彼らのTORや成果は関連性が高いのでこれから調査することになる。

実は標記した言葉はアトキンスのモットーである。何と簡単明瞭な表現であろうか。もうちょっと詳しく書くと以下になる。

Plan, design, enable is what we do.
Our vision is to be the world’s best
infrastructure consultancy.

実に分かりやすい。コンサル会社はまさしくそのために存在するのである。全英1なのだから世界1も可能である。技術力でクライアントから報酬を頂き、それだけで経営を成り立たせ、持続的に発展することが基本である。

日本の最大手のコンサルのモットーは英語であるが、何のことかさっぱり分からない。多分考えた人も分からないのだろう。精神論や観念論では世界1にはなれない。

0 件のコメント: