2009年11月16日月曜日

469:藪の中(国際小包)

アフリカ出張でひとつ問題が発生した。ペーパー作成用の携帯プリンターのインクの消費量が予想を超えてインクカートリッジがなくなり掛けた。

日本からインクカートリッジを送ってもらうことにして待機していた。トルコ、フィリピン、レソトなどでも備品や食料を送ってもらった事例では無事届いていたので今回も大丈夫と期待していたが数週間たっても何の音沙汰もない。現地の郵便局に問い合わせたが日本からの小包はないとの返事だった。

東京の国際郵便支店でも調べてもらって日本から当該国首都への配送番号も得て、確かにフランクフルトから南アまで送ったところまで確認した。

それでも当該国首都の国際郵便局からの通知がなかった。2カ月経っても進展が見られず結局帰国となった。報告書のプリントはクライアントの現地事務所のご厚意で何とか印刷し事なきを得た。

帰国後、一体国際小包はどうなったか調査請求を実施。先週現地から回答あり、通知したが取りに来なかったので保管しているので取りに来いとのこと。どこでどうなったかは全くの藪の中である。

再度郵便局に依頼し、対応をお願いした。

現地人担当者の不手際なのか、あるいはホテル側の問題なのか不明である。最低でも物を返送し、送料を返還してほしいとお願いした。回答までまた時間がかかりそうだ。

フィリピンのようないい加減な国でも届く国際小包だが南部アフリカの首都は駄目ということなのか。責任問題が絡んでいるので解決は容易ではなさそうだ。

余談だが、情報伝達の不可解さというのは時々起る。以前おバカな同僚(若林だったか)が休暇中の小生に電話連絡しようと104で自宅の番号を調べて電話したそうだ。普通なら社員名簿を見て掛けるだろう。同姓同名の家にぶっきらぼうに掛けたようだ。普段から間違い電話で不満のあった受け手はさらに同市の支店に抗議の電話をした。偶々、同じ同姓の社員がいた。抗議の電話を受けた支店長(彼は以前海外部門の幹部だったが左遷され国内支店長であった)海外部門の同姓の社員の問題だと勘違いして、海外部門の所属部長に「事件」を伝えた。ことは既に事件化していた。

小生がサラ金からお金を借りて問題を起こした、ということになっていた。悪意の連鎖である。

最終的に部長から呼ばれ事の成り行きを聞いてびっくり。本人の知らないところでとんでないことになっていた。隣にいる同僚の粗暴な態度が悪意の連鎖を招いたことになる。それぞれの人間のストレス、傲慢さ、不満の相乗化の恐ろしさを身にしみた。

無責任の連鎖というのも性質が悪い。スパイラルというのは悪い意味が普通である。善意のスパイラルは意外とないものである。

0 件のコメント: