2009年11月20日金曜日

481:虹の技師団のシンボル

もう何か月前だったか偶々国内コンサル大手3社の機構の活動をネットで見つけ内容を見た。

機構の名前自体がお堅い。官に準じているようで薄気味悪い印象を持った。事業内容には、虹の技師団というこれまた不気味なお名前である。センスないよね。

若手中堅技術者の座談会も見て見たが新鮮味とか強烈なパワーやエネルギーが感じられない。お利口さんだけを集めただけだ。あるフォーラムにいてIWRM関連文書の作成で中心的な活動をされた女性がいた。彼女の英語力も国際的にはいまいちだった記憶がある。

さて、以前も書いたが虹の技師団という名前はちょっと危うい。確かに虹を架けるといういいイメージはあるし、昔々第1次世界大戦時にはマッカーサーが設立したレインボー師団という精鋭部隊はあるが遥か昔のこと。

一方、アメリカ軍には、

US Navy Civil Engineer Corps
US Army Corps of Engineers

があり、ボランティアとしては、

Peace CorpsとはEngineers without Borders

が有名である。

Rainbow Engineer Corpsという英語名称でも英語的には問題ないが、rainbowはホモセクシャルのシンボルであり、アメリカ、カナダ、オーストラリアでは誰でも知っていることだ。

ハワイの古い言葉では、

No rain, no rainbowという好きな言葉があり自分自身でも使っているが、好きな言葉とは言えホモセクシャルを想起させる言葉ではない。

虹の技師団のシンボルカラーは虹色だから、国内の活動ではいいかもしれないが、海外では意外な要請があるかもしれない。まあ冗談程度に理解しているが、英語名称の設定は国際的なセンスも持ってほしいものである。

国内コンサルさんが将来的な次世代事業を考えていらっしゃるのは結構であるが、関係者が国内部門だけではまずいかも。国内海外に囚われない一流コンサル企業集団が期待されている。海外で意識のずれが生じないことを祈念する。

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