2009年11月17日火曜日

474:イエメンODA関係者誘拐事件

今日のニュースでイエメンでの日本人誘拐事件を知った。サウジ南西部で仕事をした時にもイエメン国境付近は治安が悪いので現地調査には特別な用心が必要だった。

今回の邦人誘拐事件も先日の欧米人誘拐に関連しているのか。今回誘拐された方は1名で現地人ドライバーと一緒のようだ。コンサルだとすればM事務所、コントラクターであればK建設であろうか。新聞報道では社名や個人名が出ていないのはどのような理由か分からない。

安否が心配だが無事での帰還を祈る。

アフガンでの仕事もこれから多くなるのでこうした誘拐事件も増えるかもしれない。極悪非道の誘拐犯であるが、日ごろから現地の問題課題を理解し、個人的な人的交流を意識して実施しておくと最悪な事態を自ら防ぐことができる。名もなき人が助けてくれるのである。

トルコ南東部でクルド人タクシー運転手に誘拐されそうになったことが88年にあったが、その時はCIAからアダナの空軍基地に行く途中だから誘拐すると後で大変だよと冗談を言って何とかバスターミナルで難を逃れた。逆の反応だったら生きてはいないかも。クルド人の町ウルファでは数十人のクルド人暴漢に襲われたが、この時は彼らの目を見て助かった。兎に角彼らの人格を尊重ことが重要である。これらトルコの事件は以前書いたとおり。彼らの人格を無視すれば不幸な事態となる。

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