2010年1月17日日曜日

525:ある大兄からのメール

久々イランでお世話になったある大先輩にメールを送った。

大兄からの返信は意外なものだった。昨年インドネシアの現場で不調になり帰国。人間ドックで「末期すい臓がん」との診断を受け余命6カ月と言われた。それから治療に専念されているとのこと。

イランのダム現場では標高差160メーターのスピルウェーを毎日登ってもビクともしない勇者であった。元々は最大手ゼネコンご出身で58歳で早期退職されコンサル稼業にお入りになった。彼の業績には限りがないが、特にタンザニアでは一大王国を築かれたし、英語力は業界一だろう。国際契約に関する知識もコンサルを凌いでおられた。彼のことは以前このブログでも書いたかもしれない。

意外なメールでビックリしたが、闘病生活を克明に記録することを決心され今に至っている。彼のホームページを見て早速記録を読ませていただいた。現在70歳になられる。

百戦錬磨の大兄であるから、そう簡単にはへこたれない。几帳面な彼の記録を見ると自分自身のいい加減なブログを恥じてしまう。こういう優秀な大先輩を知る光栄を感じた。

5月には帰国するので大兄との再会を期待したい。

彼も短気なところがあり、昔新宿駅近くの居酒屋で待ち合わせたが同じ系列の店が二つあり会えなかったことがある。電話したら既に新宿駅で帰宅されたという。今度はご自宅の近くまで行くことにしよう。

彼の大学土木工学科の3年後輩に小生の従弟がいる。従弟も去年ガンになったがオペして生還したし、小生の親父も10年前に胃がんだったが今も81歳で健在。晩酌も欠かせない。

諸先輩の健康と回復を祈ろう。

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