2010年1月28日木曜日

539:Flashbacks of a consultant

やっと鍵もついて執務室が取りあえずオープンした。午前はNGOのオフィスに行って、主要メンバーと再会した。NGOといってもドナー的な活動をしており存在感は大きい。彼らも小職の再赴任を歓迎してくれた。頼まれたベンツやブライトリング購入のことも忘れてはいなかったが、一応納得してくれた。そういう高額なものはもっと詳細につめなきゃいけないのにね。

さて、午後は世銀事業のPMUに行ったが、担当者はアポをすっかり忘れてすっぽかされた。怒っても仕方がないのでまた明日以降のアポとなる。偶然イギリスから来た水道料金設定戦略を立てる専門家と雑談できた。タクシー代も馬鹿にできないが、彼との偶然の雑談も役に立ったのでまあいいか。

さて、主題である。昨日は007でお馴染みのDaniel Craig 主演の「Flashbacks of a fool」を見た。これも珍しく18歳以上に設定されている映画であった。落ちぶれたハリウッド俳優が故郷イギリスの大友人の葬式に行くという物語で、青春時代の苦い思い出が蘇るという話である。内容は伏せよう。

自分自身のこととして考えると、情けない中学から大学生時代、そして大学院で発奮し猛勉強したころ。サラリーマン・コンサルとしての30年間。いろいろありましたね。

中でも、コンサルとしての最初の15、6年ぐらいは最高でしたね。90年代後半から最悪。上司のひどさといじめ。学生時代一度もいじめに会わなかったのにである。犯罪を強要する団長らもいたし、ある調査団では、余りのひどさに団員のうち、半分の5人は退社してしまった。

それからの10数年はまさに地獄へまっ逆さであった。会社的にだが。

昨日来たある同僚のメールでは、今のコンサル会社社員は雇用確保が兎に角大事で、ボーナスは出るだけ益しとか、給与も下がっても已む無しというスタンスだそうだ。

情けない業界になってしまった。

クライアントのためのコンサルから自分保身のコンサルじゃ、いい仕事はできないよね。コンサル業界も今年もどうなるか心配でならない。

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