2010年1月15日金曜日

521:アバターを見た

妻と映画を見に行ったのは何年振りだろうか。出張前直前に近くのサティーで例のアバターを見た。

宮崎映画とマトリックスやスターウォーズをごちゃ混ぜににしたような感じだった。3Dという新映像技術の幕開けであろうか。

化身という設定もマトリックスに似ていたが、電子的なものから霊的なものに進化している。カナダ人のキャメロン監督はすごいね。ターミネーター、タイタニック、そしてアバター。

マトリックスでもシニカルだが霊的なものを感じたが、アバターではさらに自然との調和と同調という世界観が広がっている。

BBCのエンターテイメントコーナーでも持ちきりである。

ただし、まだ3Dには無理があり不自然で強制的な3Dであった。まだ慣れていないせいもあろう。無声映画からトーキー、白黒からカラーへの変化への慣れと同じかな。

SQ機内で見たSurrogateは自分の分身であるロボットに物理的な社会生活をさせ、精神だけ社会行動するという設定で面白かった。まだ日本では公開していないかも。

コンサルも一度海外に出ると化身みたいなもんで二重人格的な感覚もある。どっちが本当の自分なのかね。

マトリックスを見たのはイランのテヘランだったが、テヘランに来た同級生にCDを持ってきてもらった。あの時は現実の世界が地獄で気のふれた所長の下で大変だった。あの所長も今はあの精神障害を知られずに大幹部となって会社で君臨しているのであろうか?今から思えば、彼も小心だし孤独だったのだろう。小言を言ううざったいお父さんとの和解もできずにいたし、お二人の息子たちともいい関係じゃなかったのだ。もうお孫さんでもできて温和なおじいちゃんかもしれないね。彼もイランは「苦行」だったんだね。成道(じょうどう)して出世して良かった。

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