元旦も昼すぎから作業に入る。もう間もなく海外出張となり準備もあり正月気分はこの辺で終わりである。
元旦は恒例となっている久保田豊の「私の履歴書」をざっと読んで日本の開発コンサルタント始祖のパワーとエネルギーを取りあえずもらうことにしている。30年コンサルを続けて今年やっと56歳になる。久保田氏は引き上げ後直ぐ同じ56歳の昭和21年に敗戦した日本でコンサルタントとして再出発しているのだ。彼に比べればまだまだチンピラだし、能力や時代背景も相当違うが、心意気だけは学びたいと思っている。
さて、コンサル業界もしょぼくれており、
Spectre of Stasis
と言っていいだろう。訳せば「停滞の懸念」だろうか。
開発コンサルタントに持続的な成長が期待できるのだろうか?
海外開発コンサル事業のピークは丁度インドネシアのアサハンアルミ開発に伴う水力開発事業が終わる1970年代の終わりころであろう。韓国、インドネシア、ネパール、マレーシアを中心として数多くの工事現場があった。成長のSカーブが終わり、この30年間次の第2のSカーブを期待していたがまだない。
そうした総論的な問題は一先ず大手の先輩諸氏にお任せして、自分自身は与えられた任務を完結することを目標にしよう。それが持続的に成長するコンサルタントの使命であるから。その過程で新たな課題やニーズもおのずと見つかるし、自分の成長的な役割も分かってくるだろう。
まずは直近のアフリカのお仕事がうまく行くようにしよう。多くの人がお待ちかねだろうから。皆さん元気ですかね。新しい事務次官はどんな方であろうか??お楽しみである。
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