2010年8月28日土曜日

753:ラマダンの始まりかな?

30年間の海外途上国生活は、全体で20カ国だから、そのうち意外にイスラム圏は13カ国だから多い。具体には、

ヨルダン
マレーシア
インドネシア
トルコ
シリア
イラン
サウジ
中央アジア4カ国(ウズベキスタン、カザフスタン、タジキスタン、キルギス)

などだ。時代とともにイスラム化が進んでいるようだ。昔はあまり見なかったが、女性もスカーフを被る傾向が強くなっている。トルコでは南東アナトリアの田舎だけだったし、マレーシアやインドネシアでもあまり見た覚えがなかった。

さて、ここのホテルはイスラム系のインド人経営だが、現地社員がイスラムなのかは分からなかった。部屋の掃除に来た黒人女性がスカーフをしていたので、思わず、サラマレクン、と挨拶し、彼女は、すかさず、アレクンサラーム、と答えた。

なるほど、もうラマダンが始まったのかと思った。そういうニュースもあったように思う。(後で気づいたがBBCでラマダンの始まりに因んでか、秘密の生活というテーマでイスラム社会の問題をやっていた。)

今でも結婚するのには処女性の証明書が重要で、

hymenという医学用語が登場していた。人工処女膜があったり、処女膜の再生(?)手術が200ドルなんて言っていた。日本とは別世界ということだ。今でも女性の割礼もあるしね。イスラム社会はやはり秘密の生活的な部分が大いにある。

イスラム国の中でもイランやサウジは相当厳しい。イランの地方空港でタバコを吸っていたら宗教警察官にラマダン中だから吸わないように注意されたことがある。しかし、イランでも閉店してるレストランの2階で食事をしたこともある。イランは裏と表が激しい。サウジは流石に裏社会を垣間見ることはなかった。女性の被りものなしの姿を見たのは世銀事務所だった。

南部アフリカの当地ではイスラム人口は少ないが、モスクもありそれなりに信者はいるらしい。ここの従業員もモスレムを優先的に雇用している可能性はあるかもしれない。

北半球では今年の猛暑で絶食は厳しいが、南半球では季節が反対だから比較的楽かもしれない。

小生も絶食ではないが、ここの数カ月でダイエットしてすっきりした体で帰ることにしている。

ちなみに、地元埼玉と当地の気温の比較は、

当地:最高26度、最低12度
埼玉:最高36度、最低27度

だから、風邪を引くわけだし、体の調子も狂うはずだ。当地初めての9月から12月の季節を経験することになる。これでやっと丸12か月の気候を経験することになる。

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