2010年8月19日木曜日

730:数カ月でのITの進歩

始めて海外で携帯を使い始めたのは、確か98年ごろの比国だった。多少遅かったように思う。その後はどこでも必需品だ。ドングルを使ったインターネット接続は去年の最初の南部アフリカの当地だった。

3カ月前までは、携帯の接続もインターネット接続も不安定だったが、ここ数日の感じではいずれも著しく改善し、国際電話では2秒のずれが1秒強になり、インターネットの速度も早くなって安定感が増した感じを受ける。

IT技術の進化は凄いものがある。土木技術なんて何十年、あるいは100年前と殆ど変らないからこともあるから大きな違いがある。

コンサルの技術も以前はクライアントや相手国政府の技術者との差別化が図れたが、今はIT技術のお陰で大差がなくなってきている。ごまかしが効かないのである。

だから、50歳代になってもお勉強が必要だし、ボーとしているとクライアントから見放されるかもしれない。

小生の場合はそうし不安感ではなく、常に自分の技術が錆つかないようにと感じているので、技術は広く深く学ぶようにしているし、最新の技術や関連する知識は常にウォッチしている。まあスーパーマンじゃないので何でも出来るわけではないが、気持ちだけは維持している。

特に、開発から管理という価値観の変化でここ10年は管理関連の技術の獲得は重要である。ITほど激しい進歩は感じないが、ここ10年で様変わりの状況はある。こうした変化に大学教育はどうかというと全く対応できていない。プロジェクト評価ですら教えていないのだから。

大学でもそうした状況を反映してか、卒業生の実務者を非常勤で講師とするところもあるが、そうした機会は非常に限られているようだ。優秀な新入社員も30歳ぐらいまで業務調整ではやっぱ直ぐ辞めてしまう。

自分が辿った面白い30年の経験はもう今の新卒の若手に辿れないのはかわいそうだし、プロのコンサルはもう育たないのであろうか。

今日は、新任の局長にご挨拶して、就任のお祝いを申し上げた。まだまだ局長という貫禄はないけれど、後数カ月すれば、地位に応じた雰囲気を醸し出すのであろうか。別の局長にもあったが、ちょっとお疲れのように感じた。体でも悪いのかなと心配してる。彼も切れ者なんだけど元気というかエネルギーが漲っていないだ。数カ月前に局長代理になった方は、段々局長的な物言いがでてきた。

自分は権威や地位とは無関係に生きてきたが、そうした出世していく方々を観察し、支援し、助言していくのが使命だと思っている。だから、技術の獲得は「死ぬまで」必須なのだ。

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