2010年8月26日木曜日

750:生涯現役の難しさ

芸能レポーターの梨本氏が亡くなられた。病に倒れても最後まで仕事を続けたという。ジャーナリストは年を取ってもジャーナリストとして続けられるようだ。BBCを見ていると男女の区別なくシニアが現場で活躍している。パキスタンの洪水を伝えているBBCの方もかなりの年齢だと思う。

当地では今回古典落語のCDを4枚ほどダウンロードしてきた。妻のお陰である。名人芸も素晴らしいが、落語家もやはり最後まで現役である。職人というものはそうあるべきかもしれない。プロだね。志ん生、文楽、円生、正蔵、小さん、柳好など最高の芸術といえる。中でも円生はつやがあって、色気というものを持っている。一番好きかな。

さて、話が逸れたが、コンサルもそうありたいものだ。工営の久保田さんには81年ごろからお会いしていたが、眼光鋭い彼の気力というかエネルギーを感じることが多々あった。彼も生涯現役であった。

話をジャーナリストに移すと、日本の新聞やテレビ局の場合は年齢が経つと編集委員という肩書がつくようだ。その後はどうかというと定年とともにジャーナリストを廃業するのであろうか。中々会社員では生涯現役のジャーナリストは少ないようだ。NHKで週刊子供ニュースを担当していた池上さんもお父さん役にはあんまり満足していなかったように見えたが、彼の説明の分かりやすさがフリーになる切っ掛けになり、今は引っ張りだこだ。時どきお母さん役のまごつきにイラッとする時も見たように思う。結果として、フリーのジャーナリストとして成功している。

コンサルも定年までサラリーマンとして会社に残り、その後嘱託として数年現役でいられるが、その後はどうするのだろうか?今は65歳でもかなり若いし元気いっぱいな方が多い。

三祐の樋口さんは70歳を少し超えても団長をしていたからすごい。彼ももう80歳を超えたので流石に現役ではない。多分、70歳後半までは現役であったと記憶している。

さて、自分はどうするかは世の流れに任せるつもりだ。要するに、クライアントからあなたはもうお年で適任じゃありませんよと云う知らせ、つまり失注が増える割合で考えることにしよう。失注が2回続けばその兆候はあるかもしれない。

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