2011年1月30日日曜日

1046:小中高でキャリア教育の記事

僕も具体の仕事のイメージが出来たのは、多分大学院生になってからだと思う。24,5歳だ。

それまでは、漠然と海外での仕事に憧れていて英語を気が狂ったようにやっていた。大学に行っても土木工学の科目にぐっと引き込まれることもなかった。所謂、モラトリアムが長かった。

そんないい加減な僕でも、仕事に就くんだという意識はあった。仕事もしないでぶらぶらしていることは自分でも許されなかった。

さて、新聞によれば、

「厚生労働省の調査では、19年3月の卒業者で就職後3年間に離職した人の割合は大卒で31%、高卒で40%に達し、フリーターは21年時点で178万人に上っている。」

大変な時代になったものだ。自宅にいる子供たちはどれほどなのか?これに関しても自分自身お恥ずかしい。26歳で大学院を出て就職したが、長男とは云え30歳まで実家にいた。

就職だが、4回したが失業はしていない。これも心理的なことで失業だけは避けたい気持ちがあった。お陰で失業手当は頂いたことがない。

さてさて、小中高のキャリア教育だが、学校での授業で職人さんが講義しても生徒は興味持ってくれるかなと危惧している。子供の興味は自分からだから。

以前、同じ年の方と出張したが、彼が突然息子さんのことを言い始めた。

「実はうちの息子が結婚するんですよ。孫も生まれます。中学卒業の時に、職人になりたいから高校には行かないと、言いだして。最低、高校には行ってくれと説得したんです。高卒で職人なって今に至ってます。」

僕は正直息子さんを褒めましたね。大学にただ行っても就職はなし。2割近い大学は存在理由がないだろうから、息子さんの選択は正しいと思う。

就職しても離職する時代だし、フリーターが普通では恥も外聞もなくなってしまう。

人間が劣化している日本と思えてならない。

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