木曜日、早朝である。雨もあがったようだ。
今日はドナー調整会議。我が国は、ドナー調整の幹事はしないので、オブザーバー参加だね。オランダは1977年からこの国の水セクターを支援している。77年と言えば、独立して2年。水関連機関の設立当初から係っている。お任せしましょう。
さて、下記に、畑村洋太郎著『直観でわかる数学』の要旨を転記する。何で、かというとコンサルの活動にも一脈通じるからだ。
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・自分には問題を解く技術はある。
しかし、数学の本質がわかっていない。
そう気づいたら、数学の本質をガッシリわしづかみできる本がほしいと思うようになった。
・われわれの日常世界と数学の抽象世界は、ちゃんとつながっている。
たとえば、微分・積分と産業界を考えてみよう。
その時々の生産量が社会全体の活動の伸びに比例している工作機械業界は、「微分型産業」と呼ばれる。
一方、それまでの生産量に比例して商売の大きさが決まる保守や修理業は「積分型産業」と呼ばれている。
・本来、数学はだれでもわかるものなのである。
日常世界と抽象世界をしっかり取り結べば、数学はわかるのである。
・では「わかる」とはどういうことか?
それは、外界の物事が、頭の中にある「テンプレート」と合致する、ということである。
・「わかる」とは瞬間的に頭の中で起こる対象の確認動作である。
「わかる」とは直観そのものである。
・数学のウラには意味がある。
・複素数は世界の見方を根本から変える数である。
・複素数のご利益とはつまりこういうことである。
面倒な表現をスッキリ簡潔な表現に直せるのである。
・日常の生活感覚に引きつけて考えることが、微分・積分の本質を理解するときには有効なのである。
・要するに、時間とともに変化する何物かがあって、
どれだけ変わっているかに着目するのが、「微分」。
全部でどれだけあるのかに着目するのが、「積分」である。
・このように、一見、なにも関係なさそうに見える日常生活の中にこそ、
微分・積分の本質が隠されているのである。
・大事なことは、過去と未来の連続性を認めること。
・確率とは、あくまでもそれらしい数字にすぎないのである。
・直観の極意は丸暗記と暗算にあり。
・数量を生み出す努力をせよ。
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まさに、コンサルの基本的な考え方にぴったりなのだ。
こういう名著の要旨があると、読む気になるね。というか、読まなくてもいいかな。
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