2009年9月10日木曜日

415:Ensemble Cast

昨日はやっと4章を書き上げ、今日からは3,5章。それで終わりである。心地いい段階だ。何しろコンサルの作業にとって事実を積み上げ、解析・分析するまでが大変だ。その後の課題や提言は寧ろプロのコンサルなら最初から大体予想がつく。

要するに、水に係る課題を解決し援助をするための根拠作りである。それが大変な作業なのであり、コンサルにとって最高の幸せを感じる過程である。苦労も倍以上多いが。

調査団の場合、団員各位が全員プロならいいのだが、10人以上いてJVサブや借り上げ、はたまた外国人などが混在すると無責任な団員も多い。団長、副団長からして無能では最悪だが、最近はコンサル各社優秀な人材が不足気味であり得ない事態が頻繁に起こっている。

さて、主題だが、映画や演劇などで出演者がそれぞれ力量のある役者が多く出るのをアンサンブル・キャストというらしい。

昨日見た、The Thin Red Line という戦争映画はまさしくそれにあたる。ガダルカナルの戦いを描くアメリカ映画だが通常の主演級の役者が10人以上ぞろぞろと出てくる。ガダルカナルも硫黄島と同じくらい惨めな戦いだったようだ。両軍とも。まあ戦い自体惨めだが。

コンサル会社も軍隊や体育会系の組織であっては近い将来存在価値を失うことになるだろう。最近は無名の小さな専門コンサルも増えてきていて、大手コンサルとの競争で勝利しているのを見る。

総合コンサルからアンサンブル・キャストを揃えた精鋭部隊を編成する技術と経営の能力が期待されているのではなかろうか。

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