2009年9月25日金曜日

429:JALについて

JALについて

JALの経営問題については若干の私論を以前書いた。最近またネットのニュースでも配信されている。深刻な状況である。社会的にも大きな影響があるし。

JALのサービスの劣化は以前書いたとおりだが、会社全体の経営が成り立たなくなってしまったことは悲しいことだ。

帰国時にはJALも利用するので現場サイドの変化も観察してみよう。今回は自分で航空会社を選択するチャンスがなかったから仕方なくJALに乗ることになった。それにしてもこうして大企業の経営問題が浮上してくると、コンサル会社も同じだなと勘ぐってしまう。拡大拡大で総合コンサル経営を進めたツケがもう出ているからだ。

受注を増やしても赤字では経営する意味がない。人心の崩壊も進み優秀な人材ほど見切りをつけて去っていく。給与は毎年下がるばかりで仕事をする意欲が低下する。住宅ローンや教育費は重くのしかかってくる。

定年した先輩からのメールには自分たちの時代は良かったと言うが、後輩の苦しさはどうでもいいようだ。

21世紀ヴィジョンなんていう発想が2000年以前に流行した。それで拡大路線が引かれたがだれもその無謀さを止めなかった。もう99年ごろにはだれでも拡大路線は駄目だと思っていたがそれを勇気を持って幹部に進言する人はいなかったし、いても追放されてしまった。

会社の経営は大企業ほど難しいのだろう。戦争と同じ状況で、負けるまでだれも止められない。

さて、こういう状況はIWRMにも当てはまる。水政策から戦略そして実行計画を策定したのだから全てうまくいくはずという妄想である。これに問題提議する良識的な方々がスリランカやインド、南アで出てきているのは以前述べた。

帰国したらまたお勉強を開始したい。問題が発生したら一度立ち止まって、だめなら見直して方向転換計るシステムこそ臨機応変な水管理だと確信している。それが長続きする秘訣だろう。

JALの機内でシビアーなクレームをしないように気をつけよう。日ごろおとなしい自分だがクレームをする時には鬼になるので自分でも怖い。いやな性格だ。10月上旬には55歳か。

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