2009年9月26日土曜日

431:傲慢な国際機関やNGOにどう対応したらいか?!

傲慢な国際機関やNGOにどう対応したらいか?!

小生もこの30年間ずっと海外コンサルとしてささやかに活動させていただいている。これもクライアントが選定してくれたおかげである。中でも世銀、アジ銀など日本以外のクライアントへのサービス経験が異常に多い。

自分から挑戦したわけでなく、誰も遣りたがらないから次々にお声がかかってしまう。ある幹部は「君は外人が好きだからね」と言っていたが、好きでできるような簡単さはない。

欧米人と言っても幅が広くさまざまな方々がいる。コンサル、クライアント、インハウスコンサルタントなどなど。そうした経験を何とかくぐり抜けてきたので外人とのディベートは彼ら同様ハードとなる。日本人から見ればやり過ぎかもしれないが、やさしさだけでは対抗できないし、いい加減なゴロツキはたくさんいるし、彼らの言動に黙っていたら最初から負けである。

だからあんまり日本人の目の前でハードトークを展開するのは気が引けるのである。自分が相当粗暴な人間と見られてしまうから。ハードトークも冷静な視点で行っているので見かけより戦略的なのだが、一見感情的でも計算されていることまでは認識されないことが多い。

今回の出張先では、ドナーやNGOが主導的に議論を展開する機会が多かったが、全般的に和やかでハードトークは全くない。それで具体の方向性や結論が出ればいいのだが、通常は雑談の類である。政府側もお金なし、人材なし、技術なしの三重苦だからドナーやNGOの言いなりでかわいそうだ。だから日本の援助が求められる要素でもある。

小生も今まではずっと様子を窺っていてあまり本来のハードトークは控えていた。売られたケンカは買うがそれもなかったのでおとなしいもんだった。

最後に世銀とアフリカ開発銀行の若手職員があまりにも無責任な発言を続けるのでちょっと切れた。本来のハードトークをちょっとやらせてもらった。彼らも緊張してたじたじ。まあ若いんでしょうがないね。ドナーの優秀な職員だが今まで言いたい放題でなにも批判されないから自分でも気が付いていないし、先輩や上司から窘められることもなかったんだろう。ある意味悲しいことである。怒られたことがない悲劇である。

小生ももう55歳だからあんまりハードトークはしたくはないのだが、時々見かける無頓着な人にはちょっとハードな対応になってしまう。欠点でもあるのだが、局長からは「良く言ってくれたよ、自分らには世銀やアフリカ銀行の若手職員でも批判できないんだよね。」と密談で言われた。多少悪者なって印象を悪くしても、言うべきことを言わないと国際ドナーのゴロツキに負けてします。アジ銀のゴロツキは姑息で特にヨーロッパ人は最悪の方が少しおられる。お気を付け下さい。まさにマフィア同然の振る舞いである。

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