さて、今日の残業もここまで。夕方はホテルの停電用ジェネレーターの調子が悪く30分暗闇でタバコを吹かしながら待っていた。まあそのうち回復するだろうと思い、真っ暗闇になって丁度タイミング良く復旧した。
さて、今日は午後UNICEFに出かけ、村落給水のwater points mapping担当の若手と協議。協議すると周りの職員がなぜか集まってくる。例のウガンダ人のチーフも覗きに来た。小生の存在が気になるようだ。
30分ほど雑談してからやっと担当者もデータを出す気になったようだ。兎に角、相手の信頼を得るには雑談が欠かせない。データ請求はそれからだ。お陰で重要なデータが手に入った。
全国の県レベルの井戸のデータを頂いた。省でもあるのだが担当者は出張中で誰もいないし、多分頼んでもUNICEFに行けというだろう。
さてさて、本題は違う。
UNICEFもそうだが、ローカルの職員は元々は水資源関連省の職員だった人が多い。NGOもそうだ。
CIDAのローカルスタッフは元世銀案件の省側のプロマネ。NGOの若手でやり手の奴も元はCIDA。アフリカ開発銀行のローカルも元は水公社の役人。衛生局長は元は水公社トップ。計画局長も国家計画関連の省からの横滑り。
みんなお友達じゃないか。
馴染んだところで有名な関係者のゴシップ話に移る。データは既にメールで送ってもらっているので安心だ。始めは小生から局長らの人物評価。UNICEFローカル職員たちも、なるほど「良く観察してるね、確かにそうなんだ。」と相槌を打ってくれる。
アフリカ人も日本人とそう変わりはないらしい。彼らもゴシップが大好きらしい。日本人と違うところはお酒が入らなくても言うところか。
ということは、ドナーの調整会議で仲間じゃないのは外人だけか。意外と事実を知らないでいる外国人は彼らに操られているかもしれない。
外国人の我々は長くて精々現地に3年しかいない。ローカルはかなり長い過去の経緯を知っているわけだ。小生も執念深い性格なので、これまで集めた資料で過去の水資源管理開発の経緯を熟知し始めた。だから彼らとほぼ同じ知識に近づいてきた。だから、8年前に最初のSWAPが提唱されたのに去年まで停止したことは外国人は誰も知らないが、ローカルは良く知っていることも認識することになった。これをドナー会議でさりげなく言った時のローカルたちはビクッとしていた。
とは言え、あまり嫌味な報告書を書くといけないので、植民地時代からの開発と管理についてはそれなりに努力したと書いておこう。しかし、財政力や人的な資源の不足でやはりドナーの支援が必要なんだと。
今日のUNICEFのお兄ちゃんも省の職員は仕事しているように見せているだけなんだようね、と本音を漏らした。まあしょうがないだろう。給与も低いし。
だから、優秀な人は国際機関にいってしまう背景もある。みんな大変なんだ。
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