2011年4月28日木曜日

1209:久々のIWRM関連研究

最近はIWRMに関する最新情報は殆どないが、珍しく日本の研究機関からの情報が入った。

京都にある「総合地球環境学研究所」の新研究だそうだ。IWRMの評価もきちんとやってほしいものだね。IWRMありきで研究が進むと全く意味がない。言葉が躍らないように気をつけてほしいものだ。

水土の知は、農業屋さんが良く使う言葉だ。今後の進展をフォローしてみよう。

コアメンバーにいるRAMPISELA, Agnes(ハサヌディン大学)はあのアグネスですかね。確か京都大学でドクター取った女性だと記憶している。ハッサンヌーディン大での評判はいまひとつだったね。まだいたんですか。以前南スラベシでの調査でハッサンヌディン大学の協力を得たが彼女の評判が悪いので、別のまともな先生を通じて調査を行った。お陰で最高の調査ができた。彼女を通したらまず失敗し、成果もなしだったかもしれなかった。日本の大学でドクター取った外人はやはり程度が知れている。これは小生の偏見だが、世界的に最高の学者になっている方があまりにも少ない。

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統合的水資源管理のための「水土の知」を設える

地球研第 I 期の水資源管理や流域管理に関する複数のプロジェクトの成果を検証することで、地球環境問題の解決策の一つとして“地域レベルの資源共同管理のあり方”をデザインする必要性が見えてきました。この基幹研究プロジェクトでは、世界のさまざまな水文や水利の地域において、水管理の《功罪》とあるべき姿を、農業生産性、水収支と水質・水環境、水管理の制度と組織、利水の行動と意識などの観点について、歴史的な評価を含めて総合的に調査研究します。研究成果は、人類生存のための「水土の知」としてまとめ、地域レベル水管理システムの基本構造や整備のガイドラインを提言します。

研究の背景と目的

人口増大や経済成長に伴う水需要の増加は、地球の水循環に大きな変化をもたらしています。洪水や干ばつなど、水に関わる災害も、気候変動の影響下において、ますます深刻になることが予想されています。そうした中で、統合的水資源管理(IWRM)は地球環境の喫緊の課題となっています。しかしながら、この統合的水資源管理はこれまでのところ、十分には展開されておらず、とくに具体的な管理の実効を評価する手法の確立は遅れています。このためには、流域や広域的な水資源管理の根幹であって、さまざまな水利用の現場である地域レベルの水管理のあり方を見直し、整えて行くことが求められます。地域レベルの水管理の実践は、地域の社会経済や環境に直接的な影響をもたらすからでもあります。

プロジェクトの目的は以下の2点です。

1)世界の地域レベル水管理の意味を歴史的に、また環境の視点から評価します。これは、未来可能な社会の構築に向けて、統合的水資源管理を検証しながら、地域レベル水管理の理念と基本方向を提示することにつながります。

2)地域レベル水管理システムの基本構造をデザインします。水利システムの機能形態だけでなく、利水者や関係機関の参加を前提にした共同的管理組織の枠組みと機能も対象とします。

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