2010年4月27日火曜日

648:サラリーマンコンサルの定年後

お二人の先輩からメールが来た。

いずれもうれしい話ではない。

定年後、嘱託である会社に残っている。

一人目の方は、会社から嘱託からシニア社員になってくれと言われ、断っていよいよ長くいた会社を離れるという。まだまだ元気だし活躍できるんだけどね。ご本人は塾の講師でもやりながらとは言っておられたが。ある財閥系のコンサルの面接に行ったそうだが、あんまりひどい扱いなので席を立ったそうだ。それは当然で、大した会社じゃないからね。海外部長をやってる方を知っているが、ある飲み会で、「もう4年もやっていて、本格調査を1件も取れないですね」と言ったとたんに逆切れして席を離れた。最も痛いところを吐かれたわけだけど、ご本人は普段から粗っぽいことを平気でいう人だしね。実際、何人入社を誘っても直ぐに退社するほどの会社。残るのは使えない人だけ。これじゃ案件は取れないね。精々、2社ぐらいの下請けでやるしかない。先輩の判断は間違いじゃない。

お二人目はもう何社目だろう。3社目の会社かな。もう何年も前から役務でやってきて、最近は段々受注が減ってきたと言っていたけど、今回は4回連続で失注だとか。かなりしょげていた。クライアントに嫌われたかな、と弁解してたけど。それはちょっと理解不足だと思う。他の方が偶然受注したとは考えにくい。多分、段々仕事の質が落ちたんじゃないかな。クライアントはそういうところは必ず見ている。嫌われたんじゃなくて「正当に評価され失注した」と思わないと、これからが大変ですね。

コンサルに定年はないと思っているが、こうして先輩の生きざまを見ていると考えさせられることが多い。

もう二人、定年後会社に残って嘱託をしている方がいるが、彼らは長期の出張や短期の仕事で何とか65歳まで働けそうである。でも、ちょっと昔より元気がない。団長じゃないしね。

どんな立場でも一生懸命やればクライアントから評価されるし、結構楽しいと思うんだけどね。

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