2010年4月16日金曜日

632:Too high and too soon

今日から報告書作成の本格的再開である。

やっと現状のレビューが書き終えた。国家レベルから省内レベルまであるので時間がかかった。

金なし、人なし、技術なしの三重苦があるのだが、計画は目標が高すぎるし、達成期間があまりにも短すぎる傾向は随所に見られる。殆どの計画は、

Too high and too soon

である。IWRM実行計画も同様で内閣承認が無いまま5カ年計画は終わってしまう。M&E計画も同じで複雑で手間のかかる手法が提案されていて、まず実施は無理である。

完璧なものを目指すのもいいが、実施や運営が出来なければ絵にかいた餅である。

そんなこんなでrapid asessmentは終わり、実行可能で利のある運用マニュアルを作成することになる。それはまだ来週に取っておいて、なぜそれが必要かの根拠作りである。それを書いて、それからこれまでの作業のまとめを書いて、いよいよマニュアルとなる。行き成りマニュアルは書かない。

現状の課題、解決策、実行プロセス事例などをじっくり説明した上で、最後にマニュアルである。

要するに、knowledge managementなのである。

知らなければ損するし、知っていれば得するよ、ということ。

丁度、報告書の提出まで2週間となった。このスリリングな2週間をじっくり味わいながら進むとしよう。

余談だが、最大手コンサルのホームページに社員のブログ的なものが登場している。T会長もH社長も30年前から知っているので、ちょっと奇異な感じがした。もうちょっと長めだといいね。56歳の若さでガンで亡くなられたO氏のことも会長が書いていた。確かに癖のあるOさんだった。彼は晩年クリスチャンになったこともお葬式で知った。無手勝流がお得意で、最終段階で初めからやり直しというのも多かった。T会長が懐古するように、Oさんを嫌う部下は多かったが、天才を理解するのは至難の技であった。そういう天才肌のコンサルはもういない。Oさんも小生と同じ年で亡くなられたとは意外だった。先人たちは凄かった。

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