今日は緊急事態で報告書作成は中断した。
2カ月前に作成したある要請書の再提出だ。前回は採択されなかったが、別のモダリティーで確定しそうだ。棚ボタである。それでも6億円だから、省もかなり助かる。案件のの内容もコスト算定も資料収集なども用意し、事務次官のレターも作ったから、後は彼のサインだけである。
案件形成から全てやってしまっていいのかなとも思うが、今はしようがない。時間との勝負だから。この離れ業を伝授したいのだが、さてどうでしょうね。マニュアルを書いてもできるかなあーとちょっと心配。
午後はドナー会議参加。SWApの立て直しがテーマである。小生からはウガンダの事例を示した。ウガンダが大学院生なら当地は小学生という出来の悪さが一目瞭然。確かウガンダにSWApの研修に行った職員がいたがその成果はなさそうだ。表面的なことしか学んでいない。
これまでの予算はどうだったのかがまずない。達成目標が高すぎで急ぎ過ぎ。去年の成果も示されず、今年の目標を掲げる安易さ。全てのターゲットがキャリーオーバーだ。これではドナーも支援できない。それでいて、SIP(戦略投資計画)を作ると言っている。過去と現在をきっちりM&Eできないで、将来の長期投資計画は無理だよね。JSRのTORもない。
技術支援を基本とする日本としてはSWApに直接財政支援したり、コモンファンドに参加することはできないのだ。SWApが成熟していれば、その枠の中で有望案件を進めることはできる。ウガンダやタンザニアがそうだ。
この国ではまだまだSWApは無理かもしれないね。プロジェクト単位でも精一杯であるから。中々難しい状況になっている。IWRMやSWAPという流行りものも表面的だから実質進まないのである。
優等生のウガンダのSWAp関連資料はほぼ持っているが、小学生に大学院生の教科書は無理だ。
あんまりSWApには係らないようにしよう。臨機応変がいい。明日は事務次官様のサインを貰いにいく。
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