2008年12月29日月曜日

48:02年ヨハネスブルグ会議でのintegratedという言葉

この02年WSSDでは世界中で国家IWRM計画と水の効率的利用計画を策定することが採択されているが、今までじっくりとP/I(plan of implementation)を読むことがなかった。 手抜かりだったが。

暇にまかせて、integratedの利用頻度を調べてみた。どうもWRMだけに使われているわけではなさそうである。62ページの全文で31箇所程度しか使われていないことにまずびっくりした。

形容詞として使われている対象の名詞は以下の通りだった。

13回:management
 5回:approach
 3回:assessments
 2回:observations
 1回:framework, initiatives, information, manner, systems, database, development, components

流石にmanagementの形容詞として使われることが目立つが、単にmanagementに使われることが3回もあり、また水資源だけでなく流域、地下水、沿岸ゾーン、海洋、土地利用、ハザードなどの管理にも広範に用いられていることが非常に面白い。統合的水資源管理という意味では2回しかない。またintegrated water resources developmentという言い方もありびっくり。その後IWRMだけが特別にプロモートされたのであろうか。

全般的に見れば、P/Iでのintegratedが何か特別な用語には見えないように思われる。かといってIWRMを否定するわけではないのであるが、水資源だけがまじめに捉えたのか?

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