IWRMと同様に21世紀に入って台頭してきたのが、capacity developmentである。以前はtransfer of knowledgeだったのが、capacity buildingに変わり、社会性をも配慮した(?!)capacity development(CD)になった。
IWRMと同じようにいろんな機関や方々がさまざまなご説明をされている。偶々IWRM運動の高まりと一緒だったためか二つをパッケージで学ばせていただいた。
キャパビリからキャパデブとでも言おうか。今でもCDのセミナーに参加するが、発表者の自信のなさを感じるのは私だけだろうか?戦闘的ではあるのだが。
「開発途上国での技術移転の問題点について」の発表を最初に聞いたのは確かアメリカ土木学会主催のセミナーであり、女性の研究者(developmental anthropologistと言っていた)のインドネシアにおける技術移転の人類学的な考察だった。86年ごろか。
欧米のコンサルと一緒に仕事をすると、必ずではないが、キャロライン・ニールソンの「training program workbook & kit」を持っていた。技術移転の参考書として有名だったし、私も良く使った。
IWRMと同様、実務で使える確信的な「CDハンドブック」の登場を期待するところである。無ければ自己流でいいかとも思っている。
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