2008年12月7日日曜日

23:IWRMハンドブック作成での海外コンサルタントの活躍

本ブログの12で海外のコンサルでIWRMやwater governanceで特化したDHIのDrフーパーを紹介したと思う。彼はDHIオーストラリアに所属しているが、06年以前はアメリカ・南イリノイ大学の準教授であった。05年には工兵隊IWRから委託研究費を得て、IRBMのパフォーマンスインディケーターに関わる素晴らしい論文を仕上げた。

その後直ぐDHIオーストラリアに移籍。メール交換もさせていただいたことはあったが、最近の活動については知りえなかった。

(素粒子物理学の有名な話ではないが)知りたいと思う意識に、ネットが反応して、知りたい情報を見せてくれることがよくあるのだが、こういう経験は私だけだろうか。

フーパー氏の最近の活躍が意外なところから見つけられた。

GWPはINBOと共同でIWRMに関わるハンドブックを作成中である。もう出来たとは思うが、WWF5で発表するらしい。作成過程の協議議事録を今日を見ていたが、コンサルタントしてこのハンドブック作成に深く関わっていたのだ。GWPやINBOも事務局であるからこうした実務的なハンドブックを作れる人は少ないらしい。コンサルの出番だ。彼は以前ガイドラインはコンセプトだけで十分と言っていたが、今回は商売だから仕方がないのであろう。プロはお客様の依頼には答えるのが常識だから。

彼の経歴から見て、使えるハンドブックの発表を期待しているが、どうであろうか?理論と実践のリンクが見ものである。

水文やダムの世界では、40年以上も使われるマニュアルが存在する。Ven Te Chowの応用水文学ハンドブック、USBRの小ダム設計マニュアルなどなど。

2日ほど前にWWF6の開催候補が公式に2都市になった。WSSDの発祥である南アのDurbanとフランスのマルセイユだ。後者はWWCの本拠地である。オリンピックと同じで投票で決まるのであろうか。

0 件のコメント: