一般的には、「守」は、師についてその流儀を習い、その流儀を守って励むこと、「破」は、師の流儀を極めた後に他流をも研究すること、「離」は、自己の研究を集大成し、独自の境地を拓いて一流を編み出すこととして説明される。
武道における修行が人生に深く関わっている以上その修行には限りがない。すなわち限りなき修行に没入することを最終的には求めている言葉である。
コンサルタントの歩みも「守破離」であろうか。今日は本屋で五木寛之の新書「人間の覚悟」を購入した。その時に、この剣道の極意をふと思い出したということである。
IWRMを研究し実践することは「離」の境地でないと無理なのかなあ、と思うこのごろである。以前若手のエンジニアに「一生勉強だよ、コンサルは」と言ったら、「一生勉強しなくてはいけないのですか?」と逆に問われた。悲しい現実である。多忙のため、水文すらまともに学べない若手コンサルの昨今だから、IWRMの習得など何年ぐらいかかってしまうであろうか。
さてまた明日から勉強だ。
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