これまでにEUのIWRMやドイツの中央アジア越境水資源支援発表などを取り上げたが、なぜドイツなのかが判明した。
EUはこれまでTACISというプログラムで中央アジア水資源の支援を展開していた。昨年ドイツが中央アジア水資源支援を表明、今年11月に正式に3年の支援プログラムの詳細をアルマーティーで公開。
この際に、このドイツの支援がEUの中央アジア戦略の一翼を担うとの説明があった。なるほど。これでEUと繋がった。
EUの地域戦略の下でのドイツ参戦だったのだ。プログラムの詳細は割愛するが、中々抜け目のない内容だ。これまでUSAIDが精力的に支援してきた教訓・失敗をしっかり精査しているように感じられた。国際機関の支援に対して批判的なSIC-ICWCも味方につけている。また、実務的な支援と平行して大学研究も連携して実施する方向である。 民間企業も巻き込み技術移転も図るようだ。官学民の連携だ。最終的にはビジネス的な構想もあるかもしれない。さすがだ!!
しばらくは静観するしかないか?中央アジアの水資源関連支援もUSAIDからEUへと移りつつあるようだ。或いはUSAIDが巻き返しを図るか?ADBやWBの動向も?
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