たった1週間でも世界からいろいろなニュースが飛び込んでくる。その中から気づいた点をいくつか記録しておく。
1.イラン情勢
大統領選挙が6月にあり、候補者の動きが少しずつ伝わってくる。特に女性の地位向上を旗印にしている候補者がいることに驚いている。革命から既に30年。革命を知らない世代の力が増しているだろう。
PressTVも政府指導だが、内容は非常にソフトである。世界に500人ほどの関係者がおり、ロンドンやベイルートなどに支局がある。昨日は「イスラムと生活」というテーマで討論をあり、中々自由な議論が展開していた。一見イランの放送局とは見えない。BBCやCNNの手法をまねているが、イラン人でもアメリカやヨーロッパで教育を受けたり育った世代が多く、申し分ない。相当の予算をかけていると思われる。
アメリカ国籍の女性ジャーナリストが解放されたが、これも大きなイラン情勢の動きの中になる。
76年に全米イラン学生大会が開かれた時はキャンパスがあっという間にイラン人でいっぱいになりびっくりしたが、3年後革命となった。周りのちょっとした動きも次の大きなうねりの前ぶれなのかもしれない。
6月まで少しPressTVを観察していこう。24時間全て英語ということが気に入っている。日本でも見られるのだろうか?スカパーならあるか。
2.中大教授殺人事件(問題のある男3)
起訴前の鑑定留置があるのだろうが、依然動機が伝わってこない。弁護士のコメントもない。未だ断片的な事実がマスコミから流れている。
置手紙とはずいぶん古典的だ。IT時代の中で携帯やメールのやり取りはなかったのだろうか?大学院入試の状況も知りたい。もう精神分析官のお出ましではないのか?
もう少しジグソーパズルを緻密に埋めてほしいのだが。FBI心理捜査官を見習って。
3.北朝鮮
イランと違って北朝鮮で捕まった2人のジャーナリストはまだ解放されていない。そこがイランと北朝鮮の大きな違いである。同じようにテロリスト国家と言われながら、方向性が真逆である。イラン人の多くの国民がアメリカ大好きでありいずれアメリカとの関係も進展するであろう。
北朝鮮はずっと鎖国状態であり、新世代だからといって新しい価値観をもった世代のうねりはない。後継者たちは他国で自由主義を経験しているのにもかかわらず世襲という呪縛によって国家全体のためという発想がないのだろう。イランの指導層では世襲はないので同族の利害を優先する発想はない。
4.IWRM
第5回世界水フォーラムも3年に1度のイベントであり、終わるとみんな忘れてします。開催1年ぐらい前から動き出すという循環である。お祭りのようなものだと理解すればいいのか。
5.コンサルタント会社の受注状況
JICAさんが毎週発表してる案件の受注結果をシステマチックにデータベース化したサービスがある。今までは自身で整理していたものが瞬時に分析できる。これは便利である。同業他社の受注・失注状況が分かり、どの会社がどんな案件でどこと競争して受注したのかがシステマチックに分かる。役務や短専では概ね個人名が推定できるので個人の力関係がはっきりする。
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