2010年3月5日金曜日

583:沈まぬコンサル?!

今日は60年代に設置されたポンプ場と浄水場を調査した。もう50年も経っているが何とか運用している。イギリス、インドなどの機材が多い。独立以前イギリスが作ったものだ。良くできている。

ただし、直下流に水力発電所用の堰が作られたため、堆砂問題が深刻である。上流700mにインテイクがあり水中ポンプが4基あるが砂の影響が深刻だ。

インドネシア・スラべシの流れ込み式水力発電所と全く同じ問題が生じている。滝の直上流に堰、発電用インテイクから滝の下流に発電所である。滝の上流は砂が溜まり易い。インドネシアほど深刻ではないが、ドレッジングは永久にしないといけない。

水公社の所長は20年も所長を続けているそうだ。それならここの王様ですねと、御世辞を言ったら、言葉をそのまま受け取ったからビックリした。施設の構造や容量、問題点は文書で知っていたので、適当に施設を見せてくれればいいので、説明は要らないと言ったのだが、この独裁的な王様は細かな数字を暗記している通りに説明。もう20年も見学者に同じ説明をしているから、見せるだけじゃ満足しないのだろう。

オフィスに戻っても説明を続けるので、もういいです、と言ったら不満そうだった。こういう同じ現場だけに20年というのも問題だね。

名刺をくれというので、忘れましたと断った。今後のことは公社総裁と協議するから何かあったら総裁の指示に従ってね、と言うと、やっと怖気づいてきた。裸の王様である。

さて、本題です。

日本アカデミー賞で沈まぬ太陽が3冠だったらしい。首相が、JALは沈んじゃったと、コメントしたそうだ。この映画の主人公に感情移入はない。首にはならなかったし、テヘラン、カイロ、ナイロビ、と結構楽しんでいたんじゃないかな。首にならないだけ幸せだと思うから。

コンサル会社も社員や下請けを虐めるとそのうち沈んじゃうよ、と言いたいのである。2ちゃんねるのコンサル関連を見ると悲惨な状況が分かる。実際、もっと凄いことがあるんですけど、書かないでおこう。コンプライアンスじゃないコンプライアンス室から恫喝されるので。

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