2010年3月26日金曜日

608:インドや中国に援助を求めるか?!

また中国語のコメントが入ったようだ。グーグルに対する攻撃が続いているのだろうか。早速消去した。

久々、計画局長にお会いした。というか隣の部屋でSWAP専門家と雑談していたら入ってきたので、お久しぶりですねえ、インドはいかがでしたか?、と聞くと、どうして知ってるの、とビックリしていた。

省内のことはまあ大体情報が入るのですよ、とお答えした。何でインドなのと、聞くと、今後インドや中国の援助を期待してると申された。水やかんがいセクターへの支援だ。中国の進出もすごいしね。

この国も財政不足が深刻だし、SWAPによってドナーや国際機関、NGOの援助に依存するしかないが、中々援助額も限られてる。

そこで、中国やインドに接近だろうか。あまり詳しいことは聞かなかった。こういう話はまた内密に聞き出そう。中国が出てくるとドナー会議も混乱するし、SWAPは壊滅かな。実際、ウガンダの水SWAPを模したSWAPもドナー側や政府側にもう1年で意欲がなくなっている。CIDAは09年のドナー側代表だったが、カナダ政府の方針で撤退してしまった。まだ正式には次の代表機関が決まっていない。持ち回りじゃ駄目なんですね。CIDAのプログラム支援もインドネシアのソロや北スラベシで見ているが、数年やって突然撤退するので困りものである。持続性が足りない。カナダの国境のない技師団はいいけどね。

政府側も人材不足でドナーや国際機関を説得させるような逸材がいない。保健セクターは随分うまくいっているが、保健と水では全く違うセクターだからとても真似はできない。ウガンダではデンマークが10年もずっと支援しているし、政府側も現実的な実行計画をうまく示してる。この国では、あり得ない実行計画を子供のように出してくるから、当然計画案全てがキャリーオーバーで何年続くか分からないほどである。

財政、コモンファンド、プロジェクトなど支援のモダリティーがあるが、まずはSWAPが調整と意思決定そしてM&E機能をしっかり持ってほしいものだ。一方、ここの主要NGOは後ろに援助国政府がついているからとんでもない政治的な動きをする。大臣にベンツを送ったり、食事をしたとか油断ならない。ゼネコンみたいだ。

日本としてはプロジェクトベースで粛々といい案件を実施するのがいいかもしれない。

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