今週はドナー会議だったが、どうも参加するドナーも少なくなり低迷している。水セクターのSWAPも始まった当初はいつもながら調子はいいが次第に凋んでいく。ドナーと水省幹部の会議もSWAPの低迷に従って活動が鈍る。去年の最初の会議参加から感じていたが、何の進展もない。
当然のことである。SWAPが投資案件の整理をし無駄なく効率的進めて行くだけの権限がないからだ。世銀やアフリカ開銀支援の全国水資源開発プログラムの方が資金もあり活動が活発である。当地のSWAPは6年ぶりに再開したが、結局また2年で衰退する可能性が高い。主導的に支援していたCIDAも撤退した。
さて、今日は朝から停電が断続的に続いている。町は常習的だそうだ。それほど電力事情が悪化して経済活動にも悪影響を及ぼしてる。当地はアフリカでもっとも停電が多く、商業活動のロス率は10%で断トツの第1位。事業所の自家発電施設設置率は70%でこれもアフリカ第1位。
最貧国であり二百億円以上の建設コストを貸してくれそうなドナーはない。そこでPPPの導入を電力公社が検討していると聞く。小生は水屋だが、水力や電力計画もやっているので興味があるし、クライアントのご質問にも積極的に回答する考えである。いずれ、この国の電力計画にも係るかもしれないから。それ以前に、興味があるし。実際、この国には発電用のダムは一つもないのだ。全てROR。ピーク対応は全くできない。具体の名前は言えないが、いくつか有望な水力ポテンシャルはある。F/Sまで進んでいないのが実情である。
丁度映画を見ていたらまた停電。最後10分のクライマックスを逃した。こういうストレスは直ぐネットの映画ウィキペディアでチェック。今日のは、Fractureで07年の法廷ものの殺人事件である。
こういうジャンルは、
Legal/Crime Suspense
と定義されているらしい。
コンサルも論理的な議論をする必要があるが、こうした法廷ものは見ていて参考になる。
この国の水SWAPは全く論理的でないので困っている。じっくり取り組もう。
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