2011年3月19日土曜日

1154:停電による災難

当地での生活も約2年。

停電、断水、通信不良などインフラ不良の影響は毎日あったが、実際辛抱することでやってきた。特段の災難にはあっていなかった。

省の執務室は7階。停電でエレベーターが使えない時も階段で上り下り。

今日はいろいろ雑用があり、5階から1階までいろんな事務所を回っていた。さて、7階の執務室に戻ろうかとエレベーターに乗った。何となく不安感があったが、5階で数人降りて、6階に向かってすぐ停電となった。エレベーターは停止し真っ暗。

さて、どうしましょう。暫く様子を伺ったがビル全体が停電のため人の動きが感じられない。

さっきまで協議していたチーフクラスに携帯で電話し、事態を説明。

それでも誰も気づかないらしい。10分過ぎて、6階の方から呼ぶ声がする。現地語で元気か?、と読んでいる。大丈夫と答えた。

出口のドアが開くかどうか試したらすんなり開いた。出口側のドアも少し開き、外で数人が様子を見ている。事情を説明して待つ。外からこじ開けようとしているが開かない。

まあ、これでは電気が来るまで駄目かなと悟った。

停電から約30分で電気が戻り運転が再開された。外のドアも自動で開いた。

初めての経験だったが、携帯のお陰で多少の明かりもあり不安感は和らいだ。

日本では計画停電というニュースも入っていたが、まさか僕自身が巻き込まれるとは。

しかし、いい経験と思っている。要は、助けが来るか電気が来るか、兎に角じっと待っていることだ。携帯が通じればまず安心。明かりも重要だね。

トラぶった方のエレベーターは今は停止中。1機しか動いていない。これからまた停電が多くなると知らされている。

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