2013年7月20日土曜日

1720:Just drive

夜8時からの映画は2本。

1本目は、「Michael Clayton」。日本での題名は、フィクサー。以前、隣国で2回見たが、2回とも途中からなので最初から見ていなかった。今日はズバリ最初から。

話の内容は書かないが、George Clooneyの渋さと危うさ、大会社の顧問弁護士Tilda Swinton(デイビッド・ボーイを女性にしたような)の狡猾さの演技がいいね。やっぱ、最初から見ないと映画の楽しみは不完全燃焼だ。法律用語も満載。額縁的な進行方法で始まるのも最後の伏線にもなっている。

最後の場面が特にいい。タクシーの運ちゃんに50ドル渡して、とにかくその分走ってくれ、というセリフね。50ドル程度がいいね。100ドルじゃ多すぎるし、10ドルじゃ足りない。作る側は、この額も検討した結果だと想像する。

2本目は、「Fair Game」。イラク戦争に係る政治スキャンダルとして実話だし、話としては結構面白いが、主演のNaomi Watts(日本の恐怖映画をハリウッド的にリメイクした映画に出ていたね)とSean Pennは、ミスキャストじゃない?脚本も出来が悪い。緊張感が漂ってこない。

Sean Pennもいろいろ知的な風貌にして大使経験のあるベテラン外交官らしく演技しているけど、そうは見えないんだね、これが。やっぱ、チンピラ、性格異常者、殺人者、ギャングのボスなんかが適役。政治家の役も不適だね。

Naomi Wattsもきれいで若々しいのはいいけど、CIAのエイジェントには見えないね。意地と殺気が感じられない。

できのいい映画とそうでない映画を年300本ぐらい「無作為に」見る機会は、海外のホテル滞在しかない。日本のWOWOWは字幕があるので、見ていて疲れちゃうんだよね。

今回は移動が多いので毎日は見れないけれど、1年半もいればそれなりに楽しめるでしょう。

願わくば、映画専用が2チャンネルあると都合がいいが、それができないのが辺境州。



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