2011年2月5日土曜日

1062:社会開発系のコンサルのこと

僕自身土木屋だから、社会開発系のコンサルではない。

この分野では多くの会社が存在するが、ある程度会社の状況を知っているのは、3社ぐらいだろうか。

A社

B社

C社

いずれもここ15、6、7年ぐらいの歴史しかない新しい会社だ。ODAもハードからソフトと云う流れがあり、会社として存在し、成長できる状況になってきたようだ。

一番古いのがC社だろうか、偶々家の近所にあり、昔からホームページを見ていて、社長もユニークで、社員の専門家を全て実名で公開する大胆な会社だなあと感心していた。以前も書いたが、中華屋で食事中、隣の席で大声で語る方がいた。新入社員風の若者数人に、コンサルとはを雄弁に語っていた。「日本工営やPCIと同じようなコンサルをやっていたら100年経ってもトップにはなれない!!」と豪語していた。食事は終わっていたが、正体を確かめるべく暫く聞いていた。

あれから何年経っただろうか。10年ぐらいか。今やPCIも無くなったが、業界トップに”ちょっと”躍り出た。今は社屋も変わり、会社らしくなったようだ。技プロへの参加が躍進への理由だろうか。その反面、ホームページから以前の自由闊達さと面白さは消えた。業績はいいんだろうが、個人尊重のレベルは下がったかもしれないね。年収も。

B社は大手コンサル会社の子会社だ。A社の設立と関係している。A社の社長さんはその親会社にいたが、B社のような子会社を設立する考えを主張したが受け入れられず独立した。流石に優秀な社長さんだから本格調査も受注し、技プロも手掛けている。

ただし、社長自ら団長になっていることで会社としてはあまり成長していない。残念なところであり、C社とは戦略が違うらしい。こういうところの違いは社長のポリシーなんだね。社長が団長やり続ける限り、こけたら廃業する可能性が高い。C社のように後継者を育てない。


B社は上記で云ったような背景からアイデアだけA社社長から取り入れ、子会社として設立された。いやみだねえ。流石に親会社が大きいから直ぐ成長した。しかし、C社ほどの勢いがない。実直なところは親会社に似ているが、社長のカリスマ性はないね。これから急成長する感じではない。

さて、3社の内、どこがいいか、という質問だ。

残念だが、どこも興味がない。土木屋だし、社会開発というのもカッコはいいが、どうも「実」がない感じ。大雑把な計画だけやって、後が続かないように見える。計画自体が何でもあり、というイメージがある。偏見だね。

再現性がある計画というのが土木屋的な発想だ。思い付きとか天才的な発案みたいなものには、どうも愚鈍なためかついて行けない。descriptiveでprescriptiveではないんだよねえ。分かって頂けるか不安だが。

3社の今後の発展を心から祈念するものだが、業界トップに輝くには100年早いだろう。

0 件のコメント: