2013年12月1日日曜日

1948:歳を取るということ

朝6時過ぎ。

昨日は雷も発生し、降雨量もかなりあったように思う。やはり12月。雨季の到来であろう。

今日は5時前に起床。寝るのも早くした。早寝早起きの習慣化。

さて、メールをチェックすると元いた会社の先輩からメール。彼ももう66歳ぐらいか。60歳で定年、65歳まで再雇用。1年ほど前に退社した。うちの会社に入れてくれないかと相談されたが、競合してしまうので丁重にお断りした。会社を変えても個人の実力次第だからあんまり意味はないのだ。彼に遠慮して応札の調整を会社内でしたくはない。

彼は元いた会社からずっと以前に離れ別の中小コンサルを経て、上下水道を専門とする会社にいた方だ。主に役務(今は単独型に統合)で応札していた。

2000年代までは順調に年3,4件は受注していたと思う。2010年代に入って状況も変わり、年2件、1件と受注件数は激減。個人で応札開始したが、1件も受注できていない。

彼からどうして受注できないか相談を受けるが、彼は絶対ご自分の実力劣化を認めようとしない。クライアントとのトラブルがあったとか、受注要件が自分に合わなくなったとか、不当に扱われているとお感じになっている。負けて失注分析もしない。

実際は実力の低下なのだ。以前は案件も多くあり、まあ普通の実力なら取れた。今は、案件数も激減し、応札する方も多い。誰でもできるような案件では激烈な競争がある。環境影響評価や評価分析は特にそうだ。

だから以前のような対応では当然取れない。2位から、3位以下になる。

ご本人にとっては、過去の栄光が忘れられない。自分の実力が正当に評価されていないとお嘆きになられている。実力低下は絶対に認めたくないようだ。

結局、歳を取ることでプライド(不要な)だけが残ったということだろう。

こういう方は非常に多い。団塊の世代だね。

世界のエリートが持つ基本4原則はもっていないようですね。

特に最大手のコンサルに定年、再雇用までして65歳を迎えるかたを多く知っているが、会社に依存し続けたため、個人としてのコンサルの要件は満たしていない。むしろ、中小コンサルを40代で早めに辞めて、実力を維持している方の方が60歳を超えても評価される。

65歳まで再雇用されても、その後はどうするかが、一番の問題だ。年金だけでは食べていけない。

歳はうまく取りたいものだとつくづく感じる今日この頃である。

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