2013年12月19日木曜日

1980:都知事辞任ですね

特定秘密保護法やNSC関連の他にネットでも賑わしているニュースは、

猪瀬都知事の5000万円借用の問題。

あの人ってとても威張っていて感じ悪い作家の一人だったね。あれよあれよ、という間に政治家に。小泉さんとか石原さんに取り入ってついに都知事に。

ああいうひとって、結構会社にもいる。大した実力もないのに、野心的。権力志向。

確か、猪瀬さんは信州大出身。

偶然にも、二人信州大出身者で猪瀬さんのような人を知っている。

東電とある独法の人。ああいう田舎育ちって野心的なんでしょうかね。

注: 後で気が付いたが、お二人は山梨大出身でした。同じようなものですが。

平気でウソまでつくからね。

大宅賞を取った、萩原遼さんの弁。

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彼の出世作「ミカドの肖像」に土地に異常に執着する堤康次郎(西武グループ創業者)が登場する。天皇周辺の宮家が戦後落ち目のときその土地を安く買いたたく。彼はアメリカの空襲のさなかでも地下室に幾台もの電話を並べて焼かれた人の土地を買いあさっていた、という人物である。天皇に取り入る手口は執拗(しつよう)かつ巧妙。そのやり方のえげつなさ。猪瀬は「鬼の亡霊に衝(つ)き動かされたゆがんだビジネスはいずれ破綻が待っている」と書くが、それを自らが立証した。

「ミカドの肖像」は、描く対象に批判的と思いきや実は自分の憧れを描いているのでは?と思わざるを得ない。彼の権力志向癖など、すべてこの作品に表れている。

私が同じ大宅賞受賞者として彼に忠告することがあるとすれば、芥川龍之介の「杜子春」の最後のくだり。

仙人になりたい一心から師鉄冠子の教えを水火も辞せず実践するが、馬に変えられた母親が激しくむち打たれる姿を見せられ、放棄する。

「これからおまえは何になるのか」。鉄冠子は問う。
「なにになっても、人間らしい、正直な暮らしをするつもりです」

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実に、見事な表現だね。猪瀬さん、さようなら。

次の都知事は誰でしょうね。ネットのニュースがまた騒ぎ出すね。

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