2014年8月25日月曜日

2528:本の要旨とコメント(官僚の本)

久保田崇『官僚に学ぶ人を動かす論理術』の要旨とコメント

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

・本書により次のことが得られる。

1.仕事上の問題について合理的に意思決定する技術。

2.論理的に考え、話し、書く技術。

3.トラブルを避けるための批判的なものの見方。

4.論理明快でわかりやすいスピーチ、プレゼンの技術。

5.非論理的なコミュニケーション術の方法。
(コンサルも同じだね。)

・官僚は、国会答弁、法案作成、事務通知、決裁書の作成など日々行っているが、
そのなかで最も厳しく問われるのが、論理性。
(同上)


・役所の言葉の使い方では、「前向きに検討」は実現可能性が高いことを示し、
「慎重に検討」は実現可能性が低いことを示す。
(コンサルは意思決定者じゃないが、そういう提言もするかな。)


・欧米人との会話では ロジカルが必須。
(御意)


・打ち合わせの目的は、はじめに言う。
(打合せのアポの時に聞かれるね。)


・聴衆にふさわしい話題を用意することは、スピーチ者の鉄則。
スピーチは「お礼の気持ち」が命。
(だねえー。)


・プレゼンが上手になるにはどうしたらよいか?
上手になる秘訣は、「慣れ」と上手い人の技を「盗む」こと。
(誰も教えてくれないしね)


・ケンブリッジ大学で学んだ「6×6」ルール。
私が英国ケンブリッジMBAの授業で学んだプレゼンの指導では、
1枚のスライドには6行以内、1行6単語以内というのが原則であった。
このくらいにまとめると、すっきりして頭に入りやすくなる。
(鉄則だね。30年前、クレメシュ教授からも言われた覚えがある)


・新聞をテキストとする。
新聞は、漫然と読むのではなく、問題意識を持ちながら読むことによって、
論理的な文章に慣れるだけではな く、論理的な思考様式や発想力、
物事の本質をつかむ力を鍛えることができる。
(御意)


・遠慮せず、多読せよ。(遠慮はしないけど)


・国や地方自治体という大きな組織で、多数の部署と連携して仕事を進める中で、
私が心がけてきたことは次の5つ。

1.批判しない、非難しない、否定しない。

2.人の話を一生懸命聞く、口を挟まない。

3.その人の名前を覚える、その人が好む話題を出す。

4.笑顔を忘れない。

5.わずかなことでも褒める、お礼を言う。
(結合改善を目指すこと)


・仕事でもっとも困難な部分は人脈や人間関係、コミュニケーションだと思う。
論理性はあくまで仕事をスムーズにこなすツールに過ぎず、過信してはならない。
(実感!!)

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

当たり前のことだけれど、重要な事柄ばかりだね。感心しました。

0 件のコメント: