2009年8月2日日曜日

339:ストックホルム世界水週間(プログラムから見えるもの)

8月16日から1週間毎年恒例の首記国際会議が開かれる。そのお知らせがSIWIから来た。少し前にIWRMのハンドブックとガイドラインのフォローアップが行われることは知っていた。

108ページにも及ぶプログラムを概観してみた。どうもね?!2,500人参加の大国際会議だ。

関係各機関の宣伝のようで、気になるインパクトのあるテーマが見つけられない。ビスワスは参加しないのか?

大雑把な傾向をキーワードで検索してみた。

IWRM:33回(略語でのワンパターンの利用で進歩がない)
integrated:29回(思ったより少ない、もうインパクトが薄らいだ感じがする、水管理以外に多用され02年WSSDの条文の利用に近い)
integrated water resources management:2回(既に死語か、あるいはIWRMでいいと単純に考えているのか?)
integration:5回(なるほどね)

一方、

sustainable:94回(大目標であり当然の使用頻度である)
sustainable development:19回(なるほど!!)
sustainability:28回(なるほどね)

まだまだIWRMありきのお考えの方々がいるようだが、そろそろ持続的とは何かを論じる方々が増えてきているのか?まだ答えはない。こうした国際会議はある種お祭りのようなものであるから先端的な学者は参加しないのであろう。インドやスリランカ、アフリカあたりからの実践の報告があるといい。IWMIは参加するらしい。

まだ、臨機応変な水資源管理や内発的な開発、SWAPなどの言葉や実例は出てこない。IWRMの定義すらままならないのに実践面での問題はないのであろうか?ISOと同じ運命にならないか心配している。

さて残業に戻ろう。

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