2009年8月15日土曜日

363:Walk Hard

段々帰国が近くなると、いつものことだが毎日があっという間だ。南部アフリカも中々暑くならない。日本は33度かになって蒸し暑い日が続いているというのに。

ざっと今週の纏めをして、土日の作業に入ることにする。

1.のりピー事件も峠を越して後は警察の力の入れようを見てみたい。この事件とは関係ないが、アメリカ映画では薬物が係るものが非常に多い。今週だけでも3本。アメリカの芸能界は50年代から薬物汚染が続いている。昨日見たコメディータッチの「Walk Hard」もマリファナ、コカイン、LSDと次々に流行したことを面白おかしく示してくれる。

2.持続的開発をお勉強し始めると、持続性を理解する上で、科学、実践、そして政策の3つの柱があることが分かる。今はお仕事で忙しいので本格的なお勉強は帰国後にしよう。IWRM自体はもう吹っ飛んでしまった。

3.ザンベジ川の内陸水運開発調査も未だ進んでいないことが新聞で分かった。モザンビークにマラウイの大統領が行き本件の調査について協議したという。終わったはずのF/Sは実施しなかったようだ。一方、シルダリア川の水資源管理調査が開始されるとのことだが、05年調査から08年調査にうまく繋がっていない。やはりプロのコンサルが参加しないと無理かもしれない。膨大な情報の積み上げと整理分析や過去の経緯と現状認識不足が正直ベースで改善されないとクライアントの期待にいつまで経っても答えられないと感じた。それより開発が一向に進まないザンベジ川流域の方が調査への期待も大きく地域への貢献度が高いと思うがいかがであろうか。

4.アフリカの中国進出がすさまじいことは以前述べた。最近ではそれに伴って中国人の犯罪も多い。不正な外貨持ち出しや臓器売買などのニュースが伝わってくる。昔ヨルダンにいた時、同じ会社の営業屋がシリアの現場から陸路で入国していた。何でかと思ったら、外貨交換レートはシリアよりヨルダンがいいらしい。合法だと信じるが。

5.地下水のyield評価は長年の課題である。NASAがインドの地下水ポテンシャルとアセスメント調査を実施したそうだ。論文をダウンロードしたのでその内容はまた見てみよう。IWRMの問題点に係る論文も持続性という観点からいくつかでている。南アIWMIのミレイ博士やアメリカのSSPPもじっくりとフォローしたいところだ。

6.民主党政権が成立するという仮定で、様々な人の判断が進んでいる。コンサルは政治経済に関係なく儲からない商売だから、ある種の覚悟を持って進んでいけばいいんじゃない、と思う。良きファシリテーターとしてどうあるべきかを組織じゃなくて個人の問題として捉えられればそれでいい。企業的には存続しなくてもファシリテーターとしての存在理由が維持されればいいのである。簡単な話である。

さて、作業にかかろう。Walk hard.

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