2009年8月29日土曜日

389:楽しさと使命感

中央アジアの水資源に拘っているのが分からないらしい。

今日はある知り合いからメールがあり、「何で中央アジアに拘るんですか?アフリカの方が面白いでしょうに」とのコメントを頂いた。

うーん、困っちゃうね、こういうコメントは。やはり彼はコンサルじゃないんだなと思った。小生もわずか30年しか海外のコンサル活動をしていないが、ほぼ全ての係った案件のことは忘れない。いいことも悪いことも。悪いこととは人さまのこともあるが、自分の犯した失敗や思い違い、不誠実さ、などなどだ。特に調査計画論でしくじったことも多々ある。しかし、教訓として次の類似案件には真摯に取り組む姿勢に繋がっていると思っている。またしくじることもあるが。

そうしたプロのコンサルとしての心得は当たり前だと思っているが、メールをくれた知人は分かっていないようだ。難しく面白くない案件は早く忘れろということか。アフリカも面白いが難局もある。

一度も行ったことのないアフリカが面白いでしょうという感覚が分からない。コンサルじゃないから仕方がないが、これではコンサルタントサービスはお任せできない。

評論家で人さまのやった仕事にケチをつけるのは簡単で、ゼロから積み上げ、調査計画を進めることは業者がするものと思っているらしい。

まあ怪我をするまでは分からないだろう。

無責任な対応で楽しさだけで現場を選ぶようでは、この政権交代後には存在しえないであろう。

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