2009年8月22日土曜日

376:Carlsberg Elephant

さて残業もこの辺で終わり。風呂から出て、ビールだ。

カルスバーグは現地生産でエレファントという銘柄である。アルコール度7.2%だから普通のビールより飲み応えがある。苦い。トルコの缶入りビールは品切れだった。当地のスーパーなどは一度品切れになると暫く入荷しない。内陸だしなーと実感。ほぼ9割以上の製品は南アからだと思う。

こんなアルコール度が高いビールも中央アジアにもあり、ロシア製のバルチカで、確か番号がついていてアルコール度が殆どないのから高いのまで数種類あった。韓国経由でタシケントに着いて、騒然とした入国審査を終えて深夜にホテルに着くとまずはバルチカで乾杯だ。大酒飲みで食通のO氏とはトルコや比国でも一緒だったが、中央アジアでもご一緒して大騒ぎしたものだ。ホテルにチェックインしてバーで飲むのも二人だけ。いいコンビであった。バルチカは旧ソ連国ではどこでもあり、ビールがなければウォッカとなる。

タジキスタンでの村落給水事業の時はアフガニスタン国境近くの村々を調査したが、2週間ほど毎日お昼を村長さんのご自宅でご馳走になり、毎日ウォッカを飲む羽目となった。料理も羊の肉のスープをメインに出てくるものはどこでも同じ。非常においしいのだが毎日はかなりつらい。やっと首都に戻ったら、ドライバーの家に招かれて、また同じメニュー、それでお終いかと思ったら今度は事務次官の家で同じメニュー。兎に角、最高のおもてなしなのだ。日本の田舎のもてなしと同じだ。

その調査で通訳をやってくれた優秀なズ―バイ氏はその後日本政府の奨学金を得て筑波大学で博士号を目指しお勉強中である。彼も中々哲学的な英語を使える人で大変役に立った。筑波にも2度ほど行って家族が来るまでのさびしい期間を多少和らげることができたかも。

ビールと言えば、やはりヨーロッパ、特にドイツやオーストリアが最高である。泡切れがいい。昔は、トルコやアフリカへの出張はヨーロッパ経由だったから少なくとも往復1回はヨーロッパの各都市でビールを味わえた。ビールとウインナソーセージ。今は昔だ。今は4カ月もポークを食べていない。

各国の有名なビールの銘柄をあげれば、

フィリピン:サンミゲル(フィリピン人はビール大好きでゴシップ好きで仕事しない)
タイ:アンカー(タイ料理屋での三祐の樋口さんの昔話を思い出す)
インドネシア:ビンタン(辺境地の中国人経営の食堂で現地調査後に飲むとうまい)
トルコ:エフェス(やっぱ、ケバブと一緒かな、でも直ぐにラクに切り替え)
ケニア:ホワイトキャップ(あんまりいい思い出なし、でもノーフォークホテルの夕食やカニのチリソースは最高)
ヴェトナム:何だっけ?サイゴンとかハノイかな?

かな。他は忘れた。東南アジアでは仕事・お酒・カラオケの三要素だった。

ビールと言えば、当地のスーパーでは瓶を返却するかしないかで金額が違うが、そのためにわざわざ持っていくわけないし、大体ホテルの従業員にあげてしまう。

見れば分かるでしょう、と言いたいところだが、スーパーでビールを買うとempty bottleはあるのと聞かれる。見れば分かるのに何で聞くのかいまだに分からない。空き瓶を酒屋に持っていってお小遣いにしたのはもう半世紀前だ。

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