昨日は開票から6時間ぐらい総選挙に張り付いていた。とはいえ、ネットとBBCワールドしかない。それでもかなりの臨場感を味わうことができた。
結果は分かっていたが、これほど振れると気味が悪い。アメリカのように2大政党時代になったとはいえ、これでは振れ過ぎだ。それだけ有権者の積年の不満が爆発したのだろうか。
民主党の力量に不安感がある人も多いが、苦労人も多いし過去の失敗事例を反面教師的に学んでいるようで意外とスムーズに行くと思う。若手中堅に戦略的なセンスを持っている層があり良識的な官僚の方々ともうまく連携していくに違いない。
われら開発コンサルにとっても大かたいい方向にいくと思う。外務省さんやJICAさんも既にいい方向に動いてきた。多少情報開示に問題があって野党時代の民主党さんの反発を受けたこともあるが、既にこれも相当改善されている。
さて、コンサル企業だが、技術力と経営力を高めないと生き残れないだろう。具体のことは伏せる。いずれ分かることになると思う。自滅か発展か。
非コンサルのコンサルサービス参入はいい意味で進むと思う。大学や研究機関の参加も多くなるだろう。ただし、いい加減な気持ちで参入しないでほしい。クライアントの事後評価は益々厳しくなることが予想されるから。中央アジア調査と南スラべシダム堆砂は要注意。
これまでNGOさんは海外の案件の問題で追及してきたが、これからは益々力をつけてくると思う。世界は既にNGOの活動なしでは持続的開発の実施はできない。日本のNGOの益々の活躍を心から祈念している。反対するだけじゃなくてもっと連携してほしい。民主党はそういう意味でもNGOの参加をバックアップする。コンサルもうかうかとはしていられないからご注意。
コンサル会社の経営も落ち込むばかり。技術力と経営力をもう一度再点検して、従業員である専門家が喜んで海外で仕事ができる環境を再構築してもらいたい。
小生も長年の積年の不満を何とか解消し、4社目で素晴らしい方々の仲間になった。これまでに下船した(下船させられた?)タイタニック号もあと何年持つのだろうか?
コンサル企業も苦行から成道(じょうどう)を組織的に模索してほしいものである。最大手コンサルの幹部には成道(なりみち)さんがおられるから従業員は幸せ者だ。
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