2009年8月8日土曜日

351:Little Fish

ベトナムで出会った知り合いの多くはどうもオーストラリアに渡りたがる。どうしてかなと思っていたが、かなりの数のベトナム人が移民していて、シドニーにはリトル・サイゴンもある。オーストラリアには行ったことがないが、リトルサイゴンの大きさが分かる。最初はどこだか見当もつかなかったぐらいだ。

久々見た映画は、

Little Fish

というタイトルのオーストラリア映画であった。タイトル自体が暗示しているのがヘロインである。お醤油を入れる魚の形をしてるプラスチックの容器を密売人が使っている。のりピー事件後だから見入ってしまう。

ジャンキーであった主人公とその周辺の人たち(彼らもまたジャンキー)も社会復帰を目指すが、前歴やお金のなさで結局元のままだ。映画の内容は省くが、一度ハマってしまった地獄からは戻れない実情を描いている。

映画全体にさびしげなヴェトナム音楽が流れ、物悲しい。

のりピーが「小さな魚」に見えてくる。

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