久々日本水フォーラムのニュースレターを見たら竹村さんのお話が載っていた。中々興味深く読ませていただいた。竹村さんの教養の深さを感じた。
第5回世界水フォーラムでのエピソードで、森元首相がある会議で「背水の陣」という表現をされたときに、通訳をされていた方がちょっと乱れたそうだ。後日、背水の陣の英語訳は「fight with one's back on the wall」だったと照れくさそうにご報告されたそうだ。非常に誠実で正直な方だと思った。
小生の理解だと、onよりtoとかagainstという前置詞だったんじゃないかなと記憶している。まあ大したことではない。
森元首相のご発言は非常に真摯なもので、水資源問題に対する不退転の決意を表明されたものと思う。
さて、英語的な発想で逆に見て見ると面白い。退路を自ら絶って一か八かの勝負に出ることは歴史上多くあり、有名なものとしてルビコン川を渡った時のシーザーやナポレオンなどがある。
The die is cast.
Cross the Rubicon
こういった表現が今でも背水の陣という意味で使われるし、退路を自ら絶って前進していく様としては、
Burn one's boat
Burn one's bridge
が良く使われることが多い。
また、以前書いた日系人442部隊のモットーであるGo for Brokeも意訳としては近い。
水ビジネスへの参入や海外途上国での水資源管理および開発への支援の強化という意味では、寧ろ前に進んでいく攻めの姿勢がコンサルには必要かもしれない。追いつめられて戦うのもストレスが溜まりそうかな。
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