警察ドラマを通常police proceduralという。日本やアメリカ、イギリスがお得意だ。最近は韓国ドラマでも面白いのがある。
主題であるprime suspectは女性警部(後に警視となるらしい)が男社会の典型である警察組織で孤軍奮闘するシリーズもののテレビドラマだ。実際、昨日偶然見るまで知らなかった。見たのはシリーズ2で残業が終わりさて寝ようかなという深夜に始まってしまった。3時間以上だったので今日はボーっとしている。
中々の名作である。91年から始まって06年まで7回続いたらしい。すごいね。何がって脚本と主演のヘレン・ミレンの演技が。
イギリスを代表する名優だし、兎に角リアル。2作目の93年時点では彼女は48歳。それでも男勝りさと同じぐらい女性としての品格と魅力を兼ね備えている。
最近はエリザベス女王とかナショナルトレジャーにも出ていて、もう64歳だから結構いいお年。インタビューでは80年代はコカインパーティーで時どきやっていたとか話すし、ざっくばらんだ。
警察物はどの国でも官僚的な組織の中で個人プレーで顰蹙をかっている主人公の戦いを描くのが常である。その辺が庶民である我々には痛快なのだ。
prime suspectシリーズの場合は主人公が女性であり、男の嫉妬や中傷もいやらしい。イギリス紳士の化けの皮が剥がされるのが痛快である。
アマゾンでも入手可能だと分かり、早速全シリーズを買おうと思う。メリル・ストリープが主演で映画化を進めようとしたが駄目だったそうだ。彼女ではヘレン・ミレンには流石に勝てないと思う。
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