2010年9月10日金曜日

782:世界水週間(第1報)

そろそろ入電するかと思っていたが、第1報が入る。ビジネスマンは反応が早い。ブラック&ビーチとは以前世銀の水案件で使ったことがある。ただし、配下に入ったビニーの人ばかりだった。あんまり仕事はしなかったので印象は悪い。アメリカ本土には相当優秀な専門家がいて、海水淡水化F/Sでは随分参考にさせてもらった。

September 10, 2010 04:11 AM Eastern Daylight Time
持続可能な水技術をテーマにストックホルムでセミナー開催
業界専門家6人がパネルディスカッションで世界のトレンドを説明


ストックホルム--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- スウェーデン・ストックホルムで今週開催されている世界水週間の場で水・廃水業界の専門家6人が9月7日(火)に画期的なセミナーを行い、世界の水問題に関する将来の持続可能なソリューションについて論じました。

約120人が出席したこのセミナーでは、社会的・経済的・環境的な障害を乗り越える最も効率的かつ効果的な方法を予測することが優れた持続可能なソリューションの開発に重要であることが話題となりました。セミナーではさらに、エネルギー管理、再利用、淡水化、高度技術がインフラストラクチャーと水処理改善の領域で果たす役割についても議論されました。

「世界の水技術の将来」と題したセミナーは、ブラック・アンド・ビーチの世界水事業部門、ITTコーポレーション、シーメンス・ウォーター・テクノロジーズ、水環境連盟(WEF)がスポンサーとなっています。

セミナーの司会は、ブラック・アンド・ビーチ世界水事業部門副社長のジェームズ・クラークが担当しました。その他の発表者は以下の通りです。

•マッキンゼー・アンド・カンパニー、エキスパート・アソシエート・プリンシパルのGiulio Boccaletti博士
•シーメンス・ウォーター・テクノロジーズ、研究開発担当副社長のRuediger Knauf博士
•ブラック・アンド・ビーチ、世界水事業部門持続可能ソリューション担当ディレクターのポール・ストリート氏
•ITT、水・廃水事業プレジデントのジョン・ウィリアムソン氏
Boccaletti博士のプレゼンテーションでは、水需要の充足に関して世界が大きな課題に直面していることが指摘されました。何の対策も講じなければ、2030年の水需要は現在の供給量を40%上回ることになります。博士はまた、供給側の介入に重点を置いた旧式のアプローチが問題を解決する上でおそらく不十分であることも示しました。他方、経済の全セクターが貢献すれば、需要と供給のギャップを妥当なコストで縮めることは可能であるとも指摘されました。

Knauf博士のプレゼンテーションでは、リソース効率が高く環境負荷が低い総合的な水管理の実現において、技術とサービスの提供企業が果たす役割が話題となりました。Knauf博士は水処理と水の再生・再利用に関する包括的なソリューションについて紹介し、その全体的なアプローチを実現するための6つの革新的なプラットフォームについて説明を行いました。

ストリート氏のプレゼンテーションでは、水・廃水業界の独自の性格として、利用するエネルギーの大半を自ら生産する潜在能力を持つという点が強調されました。しかし現在、業界のエネルギーと天然資源の利用効率には大きなばらつきがあります。氏は、業界リーダーが早急に力を合わせ、水とエネルギーの接点に存在する全体的な統合ソリューションの機会を活用すべきだと提言しました。

最後にウィリアムソン氏が、水・廃水業界を前進させるために役立つ3つの重要な傾向について説明しました。氏によれば、統合の動きによってさまざまな技術が付加価値ソリューションとして集約されつつあり、これが業界の視点の集中化に役立っています。氏はさらに、水質や給水に関するさまざまな意思決定を分権化することで革新と先進技術の利用を促進できる可能性についても論じました。

4つのプレゼンテーションの終了後にパネルディスカッションが行われ、発表者が提起した諸問題についてさらなる議論が行われました。パネルディスカッションには、発表者のほかに米国メリーランド州ローレルのワシントン郊外衛生委員会ゼネラルマネジャー兼CEOのジェリー・ジョンソン氏が参加しました。

今年は世界水週間の20周年に当たります。ストックホルム世界水週間のスポンサーにはブラック・アンド・ビーチ、ITT、シーメンス、WEFなどが名を連ねています。ITT、シーメンス、WEFはストックホルム水大賞の創設者でもあります。ITTはまた、ストックホルム青少年水大賞の世界スポンサーでもあります。

詳しい情報については、WEFのLori Harrison(703-216-8565またはlharrison@wef.org)、またはITTのJenny Schiavone(914-641-2160またはjennifer.schiavone@itt.com)にお問い合わせください。

ストックホルム世界水週間について

ストックホルムで開催される世界水週間は、地球で最も緊急性の高い水関連の問題を話し合うために毎年開催されています。ストックホルム国際水研究所(SIWI)が組織するこの集まりには、世界各地から約2500人の専門家、関係者、意思決定者、ビジネス革新者が参加し、アイデアの交換、新しい発想の促進、ソリューションの開発に取り組んでいます。ストックホルムで開催された2010年世界水週間のテーマは「水質管理の課題―保護・賢い利用・低減」でした。

このストックホルムでのイベントは、各分野の意思決定者、オピニオンリーダー、構成員と出会い、持続可能な開発、環境、貧困削減に対する私たちの注力姿勢を示すことができるほかにない機会です。最も緊急の国際的課題―急速に拡大しつつある水の危機―にとって極めて重要なイベントです。www.siwi.org

ブラック・アンド・ビーチについて

ブラック・アンド・ビーチは、世界有数のエンジニアリング・コンサルティング・建設会社です。エネルギー・水・通信のインフラストラクチャー開発、経営コンサルティング、連邦政府機関、環境市場の事業を専門的に手掛けています。1915年創業のブラック・アンド・ビーチは、顧客のニーズを満たす持続可能なメリットをもたらすインフラストラクチャー・ソリューションを個別に開発しています。ブラック・アンド・ビーチが提供するソリューションは幅広い専門能力に支えられており、そのような基盤的能力には、概念的・予備的エンジニアリング、エンジニアリング設計、調達、建設、財務管理、資産運用、プログラム管理、建設管理、環境設計、セキュリティー設計およびコンサルティング、経営コンサルティング、インフラストラクチャー・プランニングがあります。従業員所有企業である当社の売上高は27億ドルにのぼり、世界各地に100以上のオフィスを展開しています。当社は、世界6大陸の100カ国以上でプロジェクト遂行の実績を持っています。www.bv.com

ITTコーポレーションについて

ITTコーポレーションは7大陸で事業を展開するハイテク・エンジニアリング・メーカーで、水・流体管理、世界的防衛・安全保障、運動・流体制御の3つの重要市場を対象としています。イノベーションの伝統を受け継ぐITTは、住みやすい環境の創出、保護と安全の提供、世界的通信についての画期的ソリューションを顧客と共に提供しています。ニューヨーク州ホワイトプレーンズに本社を置くITTコーポレーションは、2009年に109億ドルの売上を計上しています。www.itt.com

シーメンスについて

シーメンスの産業ソリューションズ部門(ドイツ・エルランゲン)は、産業施設やインフラストラクチャー施設向けにソリューションとサービスを提供する世界的大手の1つで、その事業体にはシーメンス・バイ・メタルズ・テクノロジーズ、シーメンス・ウォーター・テクノロジーズ、シーメンス・インダストリアル・テクノロジーズがあり、エンジニアリングから設置、運転、サービスまで、ライフサイクル全体の業務に携わっています。幅広い環境ソリューションを提供し、企業によるエネルギー・水・機器の効率的利用、二酸化炭素排出の削減、環境ガイドラインへの準拠を支援しています。シーメンスの産業ソリューションズ部門は世界で約3万1000人の従業員を抱え(9月30日現在)、2009年度の売上高は68億ユーロでした。www.siemens.com

WEFについて

水環境連盟(WEF)は1928年に創立された非営利の技術・教育組織で、世界各地に3万6000人の個人会員と75の構成会員組織を有し、各国の水質関係者が参加しています。WEFとその会員組織は、世界水環境の保全・改善という使命の達成に向け、高い志で活動しています。www.wef.org

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