2010年9月19日日曜日

796:ENR:国際設計企業ランキング(外国編)

今日はずっとネットの調子が悪く、回復するまでのんびり過ごした。さて、首記に関する外国企業だが、電力と水、それとアジア・アフリカでの部門別ランキングを整理する。設計企業といういい方はあんまり良くないが、エンジニヤリング会社だね。

まず、驚くのは嘗て有名だった企業が後退し、知らない企業名が多く登場していること、また中国の躍進が目立つ。老舗の有名企業は健在ぶりを示している。イギリスはアメリカに圧倒されているのも注目している。それとドイツは1社も入っていない。日本と同じ後退だろうか?!

ア)電力(power)
1. Worleyparsons
2. AMEC(SMECではない)
3. SNC-Lavalin(計画手法では大いに学んだ)
4. Poyry
5. CH2M HILL(環境・水処理のトップ)
6. AF
7. Parsons
8. AECOM(総合で世界1)
9. China Chengda
10. Shaw

イ)水
1. AECOM
2. Arcadis
3. MHW
4. SNC-Lavalin
5. Mott MacDonald(一緒にやった経験ある)
6. Black & Veatch(部下として使った)
7. Stantec
8. Grontmij
9. Louis Berger(電力設備拡張計画プログラムでお世話になった)
10. Hydrochina

ウ)アジア
1. AECOM
2. KBR
3. Fugro
4. Sinopec(台湾のシノテックじゃない)
5. Bechtel(ベクテルにはトルコの案件で1度勝ったことあり)
6. Shaw
7. Parsons
8. Fluor
9. Arup
10. Hatch(この会社を知っていればかなりの事情通、レソトでの不正行為で廃業したエーカーズを買収、日本のオリエンタルがPCIを買収して大成長すればHatchと同じなんだけどね)

エ)アフリカ
1. SNC-Lavalin
2. KBR
3. Dar AL-Handasah
4. Egis
5. Mott MacDonald
6. Fluor
7. Hatch
8. Louis Berger
9. DHV
10. AECOM

敢えて各企業の国籍は書かない。常識的にどれだけ知っているかどうかがポイント。依然アメリカの台頭が目立つ。イギリスは不調で、アトキンスは以前イギリス第1位だったが、今は世界的には10位に入っていない。

中国はアジアですごいし、水や電力でも10位以内だから日本工営はどうしちゃったの?数十年前に戻っちゃった感がある。

アフリカでは流石にラバリンの活躍がすごいね。

最近日本の小コンサル会社の方が来て、世界有数のラバリンがエチオピアのコンサルをアソシエイツにしてやった報告書を意味なく貶していた。ラバリンがどのくらい世界的に凄いか全く知らないらしい。これだから小コンサルは無知である。尊敬と云う言葉を知らないらしい。25年も深井戸しかしてないようではコンサルタントとは言えないね。恥を知ってよと言いたいけど、まあいっか全く知らないんだもんね。

整理して日本勢の不調が全てのセクター及び地域で低迷しているかが分かると思う。

経営者諸氏は仕事しているんでしょうかね。業界団体の会長や母校同窓会の幹事だけじゃ経営者としてはさみしいよね。自分自身のことしか考えていないらしい。

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