2010年9月4日土曜日

763:トロイの木馬はご勘弁を

もう当地での滞在も1年を過ぎると情報収集もかなり楽になった。

これまでは相当の数の専門家たちに会っても、中々情報をすんなり出してはくれない。別に彼らも意地悪しているわけではないが、具体の情報を示すことが出来ない限り、何でもかんでも資料をくれるわけではない。余談になるが、調査団が質問票を相手側に公式に出してもそれらがすんなり提出されることはない。そんな簡単な要請で必要なデータや資料が出てくるならコンサルは要らない。

一つ一つ辛抱強く集めるしかないが、そのためには彼らからの絶大な信頼が得られなければならない。またギブアンドテイクという交渉もでてくる。各局には出生はしていないが知恵と正義感を持っている方もいて助かっている。組織の中間層や下層に埋もれている目立たない「勇者」とのお付き合いが大切なんですね。

今日はあるコンサルが実施したF/Sの報告書全てをフラッシュメモリーで得た。彼とはこれまでいろいろ一緒に作業をしていい成果は出していた。それでも簡単にソフトコピーをくれることはなかったが、今回は必要な資料を彼が持っていれば直ぐくれるのだ。彼もいずれ副局長になれる人材と思う。

今日得た報告書は別の省のもので、普通ならくれるはずがないが、信じられないような早さで僕の部屋まで持ってきてくれたのだ。

だたし、トロイの木馬(WORM_OTOIT.STM)でほぼ全てのフォルダーが感染されて。

しかし、そこはウィルスバスターのお陰でPCに感染なく処理できた。

彼の方は大丈夫なのだろうか?最新のウィルス対策ソフトは多分入っていないと思うのだが。

資料自体が最も入手したかったものなので大満足だが、ウィルスと一緒だと気が気でない。ワードの報告書で200Mbだからすごい内容なのである。読むのが大変だ。

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