2010年9月19日日曜日

798:京大からの発信

水資源や環境に係る日本の大学からの発信は世界的な動向としては入電しにくいが、偶々今日入った情報をここでご紹介する。

地球環境変化や極端気象・水災害等にしなやかに適応する持続生存可能社会(Adaptation and Resilience in Sustainable/Survivable Society to extreme weather and water conditions)を目指した野心的な研究のようである。

本分野に係る活動は東大と京大に掛かっているから今後の活動成果に期待したい。お馴染み、(お名前の漢字が難しい)エネルギッシュな寶馨先生が総責任者である。既に同世代の時代だね。

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地球環境変化に伴い気象変動は激化しつつあります。温室効果ガスの増大を直ちにストップできたとしても、すでに全世界で進行している温暖化影響(氷河・万年雪の融解、海面上昇、異常気象など)は、今後数十年は続きます。その変動を的確に監視・予知し、その影響に対する適応策(アダプテーション)を的確に講じることを目的に京都大学の防災研究所と生存圏研究所、さらには関連する5つの大学院研究科、産官学連携センターが協力して教育研究体制を組み、人類にとって今後十~数十年にわたって重要な課題であり続ける気象変動とその適応策に関する研究を推進して今後の社会のあるべき姿を明らかにするとともに、この分野において次世代、次々世代までこの問題を考え続けるような人材の育成を行います。

 

 特定のハザード(災害原因事象)に着目してそれを自然現象としてだけ観るのではなく、地球・地域規模での環境変化への適応という観点から、極端気象とそれによってもたらされる様々な自然現象と社会現象の相互作用として現象や災害を観、人類、生態系、生存環境を守る実践科学(implementation science)の体系を以下の二つの課題の推進を通して極端気象と適応社会の生存学として構築することを目指します.
(1):極端気象・水循環と災害の監視・予測に関する理工融合研究
(2):異常気象及び長期的環境変化への社会的適応策に関する文理融合研究

 

 かつ、今後の地球社会・地域社会のあり方をも併せて考えることができるような人材を作り、そのための教育ユニットを構築します。最終的にはアジア太平洋及びアフリカ諸国に海外拠点フィールド研究・教育の拠点を形成し、広く諸外国に門戸を開き、地球社会・地域社会の安寧に貢献する人材育成の国際拠点を確立することを目標とします。

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英語の使い方に若干奇異な感じを受けるが、外国人(ネイティブ?)が多いから改善されるだろうし、世界的な注目を浴びれば実質良くなるだろうと期待する。卒業生がコンサル業界に来ればいいけど、それはないんですね。来ても辞めちゃうし。

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