2010年9月18日土曜日

794:ある雑談

新任の専門家の方がちょっと話を聞きたいと云うので1時間ほど会った。専門家でも役割は違うし、雑談程度の話に留めた。あんまり大きな顔して先輩面するのは性に合わない。そういう専門家って結構多いんだよね。

彼の前任者は、元いた会社で一緒に仕事をした先輩だが、専門も違うし彼の性格や能力はあんまり知らなかった。ただ、彼が離任する際プレゼンを見たが、これではカウンターパートからは評価されないだろうなと思った。

後任の方は元々NGOの方のようだ。当地での経験もある。今回は競争があったらしい。前任者の会社からも応札されていたが、見事に失注した。以前も述べたが最大手だからこそ受注することが難しくなっているのだ。大手もなぜなんだろうと分析する必要があろう。そうでないと応札した個人は劣等感だけが残る。

新任の方からも前任者(即ち小生の先輩)の評判を聞いたが芳しくない。現地職員と協働で何かを作りだした形跡がないらしい。そうであったか、だから先輩も落ち着きがなかったのか。コンサルも組織強化や人材育成に不慣れな方が多いので、最大手だからこそ苦手だったんだね。職員の動機づけには失敗したようだ。確かに最後のプレゼンでは、「お前ら全然だめじゃないか!!」という怒りが込められていた。あれじゃあ、アフリカどころかアジアだって受け入れられない。クライアントもそういうところを何気に見てるからね。

自分も心して気をつけようと思う。年を取ると柔軟性やフットワークが落ちるから。

60歳前後のコンサルさんがかなり多く最近の失注が続いている。中には5件連チャンで失注したし、ブラックリストに載ってもう役務は駄目と諦めた方もいる。なぜ落ちるか分かんない人も多い。だからねー。。。

別にクライアントさんやカウンターパートに媚びることはしないが、やはり自分本位の思い込みで人材育成や組織強化に係ることがないよう気をつけたいところである。会社の看板だけでは仕事は取れない時代なのだ。

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